IIIKのモデラー三昧なフロク

  製作した模型のレポートです。
  このページは、1970年代後半に活躍したラリーカー「ランチア ストラトス」の1977年サファリ
  ラリー仕様のハセガワ製1/24スケール模型を取り上げています。







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年6月10日


ランチア・ストラトス '77サファリ仕様を作る



         




ずっとほしかった、ハセガワの1/24スケール「ランチア ストラトスHF 1977 サファリラリー」です。
ついに入手しました。2002年ごろにモンテカルロラリー仕様の発売から始まった長谷川さんの
ストラトスのシリーズでは、限定版を除いて、最後となっているキットです。
このキットでさえ2006年6月発売と、もはやひと昔の品になりつつありますね。
ちなみに、今年(2014年)の3月に、限定生産キットとして、かっこいいプライベーター「黒シャル
ドネ 1981モンテカルロラリー仕様」が発売されましたが、あっという間に店頭から消えてしまい、
私は入手できませんでした。(泣)



■ラリーカーらしい外観のサファリ仕様

さて、1970年代のWRCシーンなどにおいて数々の輝かしい戦績をもつランチア ストラトスです
が、こと過酷きわまる「サファリラリー」では一度も優勝していません。この1977年仕様の3位が
最高記録となっています。

世間的に「ランチア ストラトス」といえば、同じ77年あたりのモンテカルロラリーで優勝したアリタ
リアカラーのゼッケン1番の車両が知名度、人気とともに高いでしょう。ワイドボディにワイドタイヤ
で車高も低く構え、実にかっこいいですしね。
一方で、この77サファリ仕様といえば、オーバーフェンダーのないナローボディだし、タイヤも細く
て扁平率が高くてクラシカルに見えるし、うるさいアニマルガードなんか付いているし、外観的にス
マートでもカッコよくもなく、そんなに人気がありそうに思えません。戦績も優勝ないですし。

だが、それがいいのです。サファリに挑戦する姿こそ、世界ラリーカーの真髄かと。
障害物を避けるナローボディ、接地圧を高める細いタイヤ、アニマルガードもすべてアフリカの自然
の大地を走るラリーカーとしての必然です。灼熱の大地、砂、風、雨、泥、岩、野生動物、そして
現地住民の投石(当時)など、すべてをもみくちゃにした超長距離ラリーに耐えうる装備と考えれば、
ひとつひとつの装備やディテールの必然性と機能美をみてとれ、深い感慨を覚えることができます。
本当の自然を走破するロマンですね。




■今回の製作方針について

上の画像のパッケージ、実にいいですね。最近のカーモデルのボックスアートは、タミヤを別にする
と、各社どんどん安っぽくなっていますが、当時の貴重な写真はグッときます。製作意欲もわくし。
このキットは、ドライバー別にゼッケン7番(S・ムナーリ)、4番(S・ランピネン)のどちらかの仕様を
選択して製作できるようになっています。
今回は、もちろん7番で作ります。正しく(詳しく)書くと、「ランチャ ストラトスHF コンペティツ
ィオーネアリタリアカラー 1977サファリ サンドロ・ムナーリ&ピエロ・ソダート仕様」という感じ
です。
数あるストラトスの1/24スケールインジェクションキットの中でも後発な製品だけに、素姓も造りも
よいハセガワのストラトスキットですが、まだ細かいディテールなどが再現されていなかったり、考
証ちがいがあったりしますので、そこらへんを修正したり、いろいろディテールアップしていたいと
思います。
詳細は、これからの製作レポートをしながら報告していきますね。








■ディテールアップ用アイテムについて

助っ人参上! はじめから書いておきますが、ハセガワのストラトスにはエンジンパーツが付いて
いないので、画像のフジミのエンスージャストモデルのピレリカラーストラトスのキットのエン
ジンコンパートメントを流用します。ほかにも補器類パーツなどいろいろ使えそうです。
ミッドシップカーらしく、エンジンは見せ場になりますのでぜひとも作りたいところ。それに、
ディノV6エンジンというまれにみる名機ですし。ワクワク♪

あと、今回のハセガワの77サファリ仕様ストラストキットのグレードアップ用としてスタジオ27
から販売されているエッチングパーツも使います。ヒロさんから通販で購入しました。これ、サ
ービス満点で価格も安いし、ぜひとも使いたくなる一品です。

・・・それにしても、今回予定している製作メニューがあちこち多岐にわたるので、完成がいつ
になることやら…。ストラトスのような好きなクルマの製作だと、ついつい凝ってしまうので我
ながら困ったものです。
完成は夏の終わりか秋ぐらいかな…? いや、もっと先?(笑) ではでは、製作開始〜♪


               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年6月10日


ボディ製作編 その1 ボディパーツ



         



ボディパーツです。ハセガワさんらしいシャープな造形です。全体的な形状もストラトスのウェ
ッジシェイプをよくとらえていると感じます。このパーツを見て手にとってしまうと、過去のフ
ジミやエーダイのキットがもう扱いたくなくなってしまうという…。
1970年代前半にストラトスをデザインしたマルチェロ・ガンディーニ(ベルトーネ社)の意匠性、
エッジやラインの採り方の解釈は、模型メーカーの造形センスの問われるところ。そして、技
術的にこの手の下へ向かってぐるっとラインが回り込んだデザインのボディは、成型(抜き)もし
づらい。

さて、個人的に気になるところは、フロントとドアのウインドウガラスのパーツが一体成型で、
旧態依の内ハメ式というところです。これはなんとかしたい。

ではまず作業として、サンドペーパーでの全体的な成型時のヒケとパーティングラインの処理、
ドアミラーやアニマルガード取り付け用の穴開け加工から始めます。

フロントボディの熱抜きスリット群のディテールは、残念ながらひとつひとつ細穴の形状がちが
っていたり、塞がり気味だったりします。ちなみに実車の場合、FRP製のフロンドボディカウル
において、このスリット部分のみアルミ板加工のパーツが貼り付けられています。ここは、外観
デザイン上フロントボ
ディの強烈なアクセントになっていますね。それだけにていねいに処理したい箇所です。
今回は、アフリカという暑い土地を走るラリーカーですので、イメージ的にスリットの開口部を
広めに、すべての形状を短冊切りしたサンドペーパーで整えています。数が多いので時間がかか
りました。




         



「高さが高い」と批判を受けるハセガワストラトスのルーフスポイラーです。
ランボルギーニ イオタとか、このルーフスポイラーって、女性のヘアバンドみたいでオシャレ
ですね。
わたしの印象としては、その高さに問題があるのではなく、悪く見える印象はスポイラーパーツ
の形状の方に起因するものと感じました。全体的に造りが厚く、まったく翼断面になっておらず、
それが災いして高く見えているようです。なんとも飛行機モデルメーカーらしからぬ造形。
したがって、スポイラー部分を精密ヤスリとサンドペーパーで翼断面にしあげ、支柱部分も薄め
に形を整えました(画像の状態)。これで全然印象が変わりました。
スポイラーの高さ自体はいじらず、むしろ低くしたりしないほうが、機能的にそれらしく見えて
いいと考えています。




         



つづいて、跳ね上げタイプでリヤパネル固定式のリヤスポイラーです。
このパーツもひとクセあって、リヤボディとの合いがいまひとつです。完成後も隙間が目立ち
そうなので、パテで埋めておきます。
基本的に平面で構成されているパーツなので、全体的にヒケ処理など、サンドペーパーで面を
平滑にしています。 あと、注意点としてエッジをシャープに整形しすぎないようにしていま
す。実車の角っこは意外と丸くなっているので。


               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年6月15日



ボディ製作編 その2 アニマルガード



         



アニマルガードのパーツの仮組みです。まずフロント側から。
当然、サファリ仕様キット専用の新規追加金型の黒ランナーのパーツで構成されています。
ウーム、取り付けると一気にラリーカーらしくなります♪ バーの太さ加減といい組みのパーツ
構成といい、良い設計です。
ゼッケン4番の車両はガードがフロントボディ全幅分、バーのカコミがあるのですが、7番のム
ナーリの車両は、左右ヘッドライトの内側までのカードなので、パーツの両端を切る必要があ
ります。
それから、画像のように、タテの細棒が足りない箇所があるので、プラ板片でそれらしく追加
しました。この後、またディテールアップしたり、エッチングパーツのメッシュの貼り込みを
します。

余談ですが、この77サファリ仕様7番の個体車両の資料写真を見て驚いたのが、このアニマ
ルガードの造りの美しさ。継ぎ目の溶接部分など、丈夫さ優先でもっと雑な造りかと思ってい
たら、芸術品的な佇まいの雰囲気でした。
そういえばストラトスのストラダーレ(市販車両)のFRPのボディカウルも寸分の狂いもなく面も
実にきれいに仕上げられています。イタリア人の仕事は、丁寧なのか雑なのかわかりませんね。




         



リヤボディ用のアニマルガードです。こちらもやはりよい設計のパーツです。
リヤのガードは、ゼッケン7番も4番の車両も同じ仕様です。
画像のように、仮組みでは歪みがでます。接着すると、正しい位置にきます。
こちらのアニマルガードも、もう一度後ででィテールアップ工作をします。

ところで、なぜ追突の可能性が少ないはずのリヤボディ側にアニマルガードが必要なのか?
と、小一時間ほど悩みました。はてさて。(本当は疲れて、作業サボリ)
走行中、直前に大きな動物があらわれたとして、咄嗟にサイドブレーキターンでスピンモー
ド回避する。もしくは、やんごとなく半回転して後進状態でケツから動物に体当たりするか。
FRなどのフロントエンジン車両なら、このパターンでエンジン保護にもなるが、ストラトスを
はじめとするMRなどのリヤエンジン車両の場合は、意味あるのかと。。。
フロントのアニマルガードの本来目的は、ラジエターの保護ですし。
単純に、リヤにも備えあれば憂いなし? それともフロントとリヤの重量配分的バランス採り?
ランチアコルサの智将チェザーレ・フィオリオ、もしくはチーム技術監督のジョバンニ・トン
ティにお尋ねしたいところ。




         



ルーフ上のスペアタイヤ置きステーです。
1975年はリヤボディカウルのトランク上にスペアタイヤを置いていたのですが、レース中その
慣性重量でリヤカウルごとぶっ飛んでいってしまったため、このルーフレイアウトに変更された
話は有名。外観的には、どちらも捨てがたい素敵さですけどね。
このパーツもよくできているのですが、ルーフとの設置部分になる小さな長方形のパーツ(ス
テー座)が、成型上とんでもなくブ厚くスケール感ゼロ。
なので、ルーフに付けた状態でフィットさせたまま、上から精密ヤスリとサンドペーパーで薄く
削り込んで薄くしています。
このパーツ、スタジオ27のエッチングパーツにもあるのですが、ルーフ面とのフィッティング
を考えると、プラパーツの方がフィッティングも加工も適しています。
このステーも、また後でディテールアップ工作をします。


               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年6月18日


ボディ製作編 その3 ドアミラーと各種ステー



         



ドアミラー、ならびにドアミラー後方のドアパネル天面に付く謎のスタンド(ステー)パーツ
です。いろいろ実車と考証がちがうので、気になるところです。
まずミラーから説明。このとてつもない造形美は、ヴィタローニ・カリフォルニアンあたり
でしょうか。
キットのパーツだと、足の部分の厚みと形状がゴツイ印象で「ヴィタローニ」していないので、
薄く美しく整形してあげます。(折らないように!)
そして、これが大切。ミラーステー(支柱)の根元に「ゲタ」を履かせます。キットにはない
ので自作します。画像でグレー色見えている部分です。
さらに、ドアミラーステーを工作します。悪路を走破するラリーカーの上下ピッチング運動は
すさまじく、細い支柱のミラーだと自重に負けてもげてしまうことがあります。それを支える
ためのステーですね。
キットには細くて丸い棒パーツ(黒いランナーに付けたままのもの)が一応付いていますが、
げたを履かせたミラーには長さが足りないし、形状がまるでちがうので却下です。
0.3mm厚のプラ板を0.2mm以下に薄く削り込み、本来の鉄板の形に切り出してミラー本体の
所定の位置に接着します。
この手の細かいパーツは、スタジオ27のエッチングパーツについているのですが、折れ角の設
定やミラーへの接着がしにくいため、自作プラ板で対応します。最後に、ミラーはボディへの
確実な取り付けのため、真鍮線の軸打ちをしておきます。
鏡面部分は、キットのパーツをメッキシルバーで塗装するか、スタジオ27のエッチングパーツ
を磨いて使うか後で考えます。
画像で、ミラーの上に映っているなぞのステー類も0.3mm厚プラ板がの工作で用意しました。
左上の黒いパーツがキットのものですが、実際と形状が違いすぎます。
ここもエッチングパーツがあるのですが、上述の理由で自作パーツを採用です。




         



加工したドアミラーのレイアウトと取り付け具合の確認です。
実車両ではこのように、左(ドア)と右(フェンダー)でミラーの取り付け位置が異なります。
またポイントは、ミラーの取り付け角度です。このように、通常より仰角で取り付けられ
ています。
なんだか、これだけでカッコイイ。こういうところも実戦向けのラリーカーらしさですね。


               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年6月22日


ボディ製作編 その4 ルーフベンチレーター



         



1976年のストラトス ラリーバージョンから設定されたルーフベンチレーターです。
ハセガワのキットは、もともとモンテカルロラリー仕様のパーツがベースなので、今回のサ
ファリラリー仕様とではわずかにルーフベンチレーター取り付け位置が異なるため、厄介です。
サファリ仕様においてはベンチレーターのパーツを2.5mmほど後ろにずらして取り付けるの
が正しい位置になるためです。
こうすると、ベンチレーターパーツの底断面の曲線形状がルーフの曲面とまったく合わなくな
り、組み立て説明書では、「合わない部分を切り取ってください」などと乱暴なことが書いて
あります。
底断面を切り取ってしまうと、その分ベンチレーターの高さそのものが低くなってしまいます。
結局、プラ板で1.5mmほどパーツの底断面を底上げしてから、ルーフのカーブ面と合うよう
に整形していくことになります。
ベンチレーターパーツの開口部もキットのままだと厚みがあるので、それらしく薄く整形しま
す。この後、前面にエッチングのメッシュを貼り付けます。

またデザインの疑問の話。
このベンチレーター、未来的でかっこいいファクターになるパーツですが、大雨の時、雨漏り
しないのかついつい心配してしまいますね。


               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年6月23日


ボディ製作編 その5 カウリングの分離



         



あ、あっ! Σ(゚Д゚)

なにしてねん、自分〜! も〜ぅ!

・・・気がついたら、やらかしてしまいました。(笑) いつの間にかボディパーツが…
フロントボディカウル、リヤボディカウル、右ドア、左ドアがバラバラに !
これじゃあ、フルオープン可動仕様のストラトスにしないといけないじゃないですか!
完成まで、さらに前途遼遠になってしまいました。。。f


               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年8月8日


ボディ製作編 その6 アニマルガード、再び



         



ボディ系製作編のこのページ、ずっと他の部位を製作・レポートしていたのでひと月半
ぶりらくらいです。
さてこれからは、ボディ関係の各箇所の組み立てのための準備工作や、エッチングパー
ツを使ったディテールアップなどで煮詰めていきます。
まずは、フロントアニマルガードから。前回(6月15日)のレポートの状態からスタジオ27
製の金網(メッシュ)のエッチングパーツを貼り付けます。きれいに取り付けるにはコツを
要しますが、これでキットをただ組んだ状態と比べて格段にグレードアップします。
そしてさらに、実車の資料写真を参考に、極小ボトルナットパーツをボルティングして
います。(グレーのパーツ) うーん、「アーマード・ストラトス」って感じですね。(笑)



              



フロントアニマルガードのボンネット(フロントボディカウル)の取り付け根元位置のアップ
です。左の画像がの面。右の画像が内側です。
実車はこのように有事の際、アニマルガードがすぐはずせるように、ボンネットピンが採用
されているようです。
左の画像のOボルトは、0.2mm径のステンレス線の先端を丸く曲げて作りました。資料
写真を見ると、「O」の部分は正円でなく、つぶれたような手曲げの丸だったので、適当
な丸(O)に曲げています。1970年代の車両なので、手作り感ってやつですね。
右のボンピン(止め)は、市販のディテールアップパーツのクラシカルタイプを使っています。



         



つづいて、フロントアニマルガードのシャーシ側の画像です。
アニマルガードは上2点、下2点の合計4支持固定です。シャーシ側の固定は、キッ
トではシャーシのフロントフレームメンバー先端に取り付けるよう指示があるのですが、
それでは、フロントボディカウルの開閉ができなくなってしまいます。(フロントボディカウ
ルの可動範囲にアニマルガードが追従しないため。)
そのため、画像のアニマルガードの赤色矢印で示したあたりを作り変えています。
アニマルガードの固定バー部分の長さを切り詰めて、フロントボディカウルに支持ステ
ーが来るようにした改修です。
そしてステーとカウルの固定は確実になるように、真鍮線の軸打ち式にしています。
また、カウルの開口部の一部にL字の線を描いていますが、これはいずれカットする
部分のアタリとりです。ここはフロントボディカウル開閉の際、干渉するのです。
もともとフロント、リヤボディカウル開閉を前提としたキットではないので、いろいろ問
題がでてきますね。



         



リヤのアニマルガードです。
こちらはフロントとちがって、金網メッシュを貼る工作はありません。
トランクリッド付近のアニマルガードバー取り付け位置支持部は、フロントの
アニマルガードと同様のOボルトとボンネットピンの追加工作をしています。
施工すると、一気にリアルになりますね♪



         



リヤアニマルガードのシャーシ側です。
ここは、フロントアニマルガードのシャーシの画像のところで説明した内容とまったく同じ
事情です。
本来ボディカウルに固定されているべきアニマルガードが、キットではシャーシフレーム
に取り付ける仕様になっています。
このままでは、やはりリヤボディカウルの開閉ができないため、実車準拠のアニマルガ
ード固定方法へ作り変えています。
具体的には、画像の赤色矢印の部分で、バーの長さを8mm程カットして切り詰め、
バーの内部に接着補強のための真鍮線を内部に通してから再接着しています。
バーの支持部とリヤカウルの取り付け位置も、確実に固定できるよう、真鍮線によ
る軸打ち固定式にしています。


               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年8月10日


ボディ製作編 その7 ルーフキャリア、再び



         



スペアタイヤを搭載するメタのルーフキャリア。
こちらもエッチングパーツでディテールをグレードアップです。
3点支持式のタイヤホルダーの部分を、エッチングの細工に置き換えました。
小さくて糸状の繊細なうえに、折り組みと、点付け固定があって、すべての
エッチングパーツの中でもっとも取り付けがむずかしいパーツです。(エッチング
パーツが初めての人だと、組み付けできないレベルかもしれません。)
スペアホイールにタイヤを履かせて載せると、ピターッとフィットしてくれます。
(つまり、ピターッとフィットするように折り組して、位置調整しながら取り付け
なければならない訳ですが… 汗)
そして、ルーフキャリアのルーフ取り付け座の部分は、実車同様にボルティン
グしています。
スペアホイールの内側センターにも、画像のようにエッチングのキャリア固定ス
テーが用意されています。

本来ルーフセンターから伸びている無線アンテナは、ご覧のようにキャリアの
せいで右後ろへオフセットされています。ここも根元のパーツに一部エッチン
グの追加パーツが用意されています。
アンテナは、キットにそこそこよい質の金属線が付属しているのですが、
0.5mm径ほどあってやや太く感じたので、0.3mm径の真鍮線で作っていま
す。(さすがに0.2mm径だと細すぎでした。)



         



もう一葉、ルーフの別の画像です。
ベンチレーターの開口部に、エッチングのメッシュを取り付けました。
ここはジャストサイズとはいかず、メッシュパーツの角を削り込んだり、
エッチングハサミで底辺をカットしてフィットさせています。
ここメッシュの塗装は、ベンチレーターと同じホワイトになります。


               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年8月19日


ボディ製作編 その8 エッチングパーツ類の取り付け



         



前回にひきつづき、スタジオ27製のエッチングパーツの残りの仮組み合わせを
していきます。
フロントボディカウルのラジエーター用開口部と左右ウインカーユニット中央に
も開口部があり、それぞれ金網(メッシュ)が用意されています。
とくに問題なく、曲げ調整だけでトフィットします。

なお、カウル左右の再度からアンダーにかけて線状に貼り付けているプラライ
ナーは、この後工作するマッドガードの取り付け位置確定用のガイドです。



         



フロントの4連ヘッドライトユニットのカバーに付く、ホルダベルトステー(4本)です。
このホルダベルトステーは恐らく、カバー側に固定されていて、4連ヘッドライトユ
ニットからカバーをはずすと、一緒になくなってしまうものと思料されます。
4連ヘッドライトユニットは黒色に塗装、カバーは白色に塗装、ホルダベルトは
黒色と銀色に塗装…、なのでそれぞれ別々に塗装し最後に接着していきます。
カバー脱着式に作るとすると、意外と面倒なホルダベルトのパーツです。



         



どこの部分かわかりにくいですが、これはリヤボディカウルの給油口のカバーです。
ストラトスの場合、このフタの下に穴があって、その中にクイックフィラーキャップが
見える構成です。
ただ、激しく泥んこ大会になるサファリラリーでは、マッドの侵入を防がなければ
ならないため、このようなオプションカバーが必要となります。
キットでもパーツが用意されていますが、どうしてもプラの肉厚があるため、エッチ
ングのほうが圧倒的に外観性がよいです。
このカバーは単純なスライド回転式のものなので、回転できるように作りたいとこ
ろです。



         



ひとつ上の画像を、ちょうど裏側から見た画像です。(リヤボディカウルの裏側)
ミッドシップ車に多い、エンジン付近のエア取入れ口となる三角穴の部分にも
金網(メッシュ)が用意されています。なにも加工しなくても取り付けられます。



         



フロントウインドウ用のシングルワイパーです。
上がキットのパーツ。下がエッチングパーツ。
ワイパー部位は模型のスケール感、精密感を演出するのに格好の対象です。



         



車内のコンソールです。
ラリーカーだから、もはやコクピットというべきメーター類の多さ。
右側に、エッチングのストップウォッチ、トリップメーターボックスふたつが用意され
ています。
トリップメーターボックスはエッチングを箱組みした後、2箇所ずつのダイヤル部分
を0.4mm径の真鍮線を植え込んで表現しています。



         



同じく、車内の足元です。
ドライバー席側のA・B・C各ペダルと、踏ん張り用フットレスト。
ナビ席側にも踏ん張り用フットパネル。もう、塗装しなくていいかな、と。(笑)
キットのペダルパーツの大味さは、もう撮影するまでもないですね。


               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年8月19日


ボディ製作編 その9 マッドガード



         



ラリーカー御用達のマッドガードです。ここもエッチングパーツが用意されています。
実車だと、ステー部分以外はゴムですが。
各々、谷折りの山折り、曲げながら組み立て接着の2パーツ構成です。
ステー部分は、ボディカウルパーツのラインとフィットさせる形に微調整曲げする
必要があります。エッチングパーツの取り扱いが初めての人だと、組み付けはむ
ずかしいかもしれません。

大きいほうのリヤマッドガードは、平面部分の地面に近い側をごくほんのすこし
手曲げしてゴム材質の雰囲気をだしておきます。
あと、塗装工程を考慮して、マッドガードの表面は、メタルプライマーの塗着効
率を上げるためにサンドペーパーで研磨、足付け処理しています。



         




組み立てたエッチングマッドガードの仮組み調整です。フロントから。
こんな感じです。なにやらカッコイイ、アーマード・ストラトス。(笑)
この機会に、マッドガードステーの部分が、フロントボティカウルのサイドから
アンダーにかけてピタッと設置するようにエッチングステーの形状を整えます。
取り付け位置、角度そのものは、デフォルトがないので、資料写真に準じる
か、見栄えのいい位置で。8月19日付けレポートの最初の画像にあるよう
に、あらかじめ取り付け位置のガイドを作っておくと、塗装後の接着の際、
苦労しなくてすみます。



         



つづいて、リヤマッドガードの仮組みです。
取り付けると一気にラリーカーらしくなりますね。
注意点と作業のポイントは、フロントマッドガードとまったく同じです。
ただし、リヤはマッドガードの取り付け位置、角度がだいたいパーツの形状から
決まってくるので、フロントより楽です。
さあ、ここまでの工作で、ボディ各部に取り付けるポンネットピン類以外のエッ
チングパーツの仮組みはだいたいおわりです。


               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年6月25日


シャーシ製作編 その1 基本フレーム&シャーシ



         



ハセガワストラトスのシャーシパーツです。
フロントのフレーム構造、キャビンのフロアパネル、リヤの武骨にして頑強極まりないキューブ
フレーム構造など、実車を反映した造りです。ここまで構成しておいて、このキットになぜエ
ンジンパーツがないのか不思議な気持ちになります。
フロントのフレームなどあちこち成型押し出しピン跡など目立つので、パテ埋めします。
フロントタイヤハウス後方のストンと切り落とした形状は、センターボディを取り付けた時、
そのまま隙間になってしまうので、後で隙間埋めのプラ板を設定します。




         



同じく、シャーシコンパートメントをリヤ側から見たところです。
この黒い枠(キューブフレーム)の中に、ディノV6エンジンユニットが収まります。
すでに、ディテールアップで追加する補機類や左右振り分けダブル燃料タンク、エキ
ゾースト系などの各パーツを取り付けるための自作ステーや真鍮線の軸打ち工作を
進めています。




         



さらにシャーシ全体を俯瞰で見たところ。
すこしマニアックなのですが、キャビン部分のセンタートンネルの出っ張りが、ほんのわずかに
右寄りになっていることがわかるでしょうか。
これは、ドライバースペースを優先した実車に準拠した設計です。知っていると感動します。
さすがのハセガワさん。(ドライバーシートの取り付けガイド位置も、ナビ側より前にでている。)
じつは小型のスポーツカーってこういう設計けっこうありますね。ドライバー(重量物)を中心に
置くというより、ABC各ペダル配置との関係とか。
日本車でもホンダ・ビートがこういう造りでした。(昔試乗した時、助手席が狭くて気がつきました。)


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         日時: 2014年6月28日



シャーシ製作編 その2 フロントバルクヘッド



         



フロントのバルクヘッドパネル(フロントスペアタイヤ収納スペースと車内の隔壁)です。
キットにはないので、プラ板の箱組みで作りました。フロントのスペアタイヤ収納スペース
を作り込む時必要になるので用意しました。
配置的には運転席の天面コンソールパネルの真下側にくることになります。
この画像では、左下が車両の前方向になります。前側の階段の角(エッジ)を部分的に
斜めに削って裏打ちした別のプラ材が見えているのは、斜めに寝かせて納めるスペアタイ
ヤの収納スペースをすこしでもかせぐためです。
形状的にはそんなにむずかしくない工作ですが、キットのシャーシフロントとピタッと合わせ
る方に気を使います。

あと、この手の部位は資料(写真)に乏しく、ストラトスHFのストラダーレ(市販バージョン)、
コンペティツィオーネ(ワークスレースバージョン)とで違いがあり、仕切り具合などは半ば想
像で構成している部分もあります。
黒いパーツのところは、ラジエターからのヒーターブロア導入パイプを差し込む部分です。




         



作ったバルクヘッドパーツをシャーシフロントに取り付けたところです。
ピタ〜とくるまで、プラ板の断面の削り込みの繰り返しです。


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         日時: 2014年7月2日


シャーシ製作編 その3 ラジエター関係 



         



今日から、車両フロントのスペアタイヤ収納スペース内の製作にかかります。
まず、フロント配置のラジエターのパーツです。
ラジエター左上にエンジンからのIN側のラジエターパイプ口、右下にエンジンへの
OUT側のパイプ口取り付け座を、それぞれプラ角棒で作り接着しました。実車に
準拠した構造です。
コジエターコアのダブルファンの中心部は、穴を深くあけ、それらしいネジ目固定
パーツ(灰色)をセットしました。
上に映っているファンは、フジミのエンスージャストモデルに付いていたパーツなの
ですが、羽の枚数や形状からしてちがうので、結局使いませんでした。




         



ラジエターパーツとエンジンパーツを連絡する水ホースパイプの送り側と戻り側の2本について
1.5mm径のアルミ線で作りました。ミッドシップエンジンなので、パイプが長いですね。
中間の直線部分は、シャーシ下のセンタートンネルを通ることになります。




         



ラジエーターとホースパイプをシャーシフロントに仮り組みしたところです。
フロントサスペンションのステアリング系タイロッドが横に走りますが、
ちゃんとよけて配置しています。




         



ラジエターホースパイプのレイアウトをシャーシ裏側から見たところです。
フロント側では、送り側と戻り側の2本のパイプが集まるところで、フロント
サスペンションメンバーがかぶさるのでスペースがきつくタテに並び、リヤに
いくにしたがってヨコに並びます。
ただ、この後センタートンネルカバーがふたつ着くので、完成後、水周りの
パイプはあまり見えなくなります。


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         日時: 2014年7月10日


シャーシ製作編 その4 補機類



         



シャーシフロントのスペアタイヤ収納スペースに配置される補機類パーツです。
画像の上が、ヒーターブロアモーター?とパイプ。ジャンクパーツから作りました。
パイプはスプリングです。中に太いアルミ線を通して、スプリングの形状固定と巻きの隙間が
できないようにしています。
画像下段の一番左から自作のダブルホーン(クラクション)。作り方はつぎの画像で。

つぎが、なぞの袋パーツ。(工具袋にも見えないし。) プラ材削り出しで作りました。
ややこしい洗濯バサミみたいなのが、ワイパー基部動作ユニットです。おもにプラ板と真鍮線
で構成。その右横がジャンパーツからのワイパーモーターです。
その下がブレーキフルードタンクです。(ストラトスのブレーキはサポートなし)
下段中央の灰色の円筒のものは、謎のパーツです。




         



伸ばしランナーによる、ダブルホーン(クラクション)パーツの作り方です。
ろうそくの火であぶる伸ばしランナーの、伸ばしスピードと力加減を調整して、画像のよ
うな漏斗状にします。いくつか多めに用意しておき、できのよさそうなものを選んで、カット
して、中をくりぬいてラッパ形にし、根元に適当な円形パーツを取り付ければ完成です。
あとは、シャーシへの取り付け固定で困らないように、ステーと真鍮線の軸打ちをして
おきます。

もし同様の作業をされる際は、自己責任の上、火傷と火事に充分ご注意ください。
面倒な人には、フジミのエンスージャストモデルシリーズのカウンタックのキットに当該
パーツが付いています。ただし、昔のパーツなので管弦楽器として穴があいていません。
まあ、穴ぐらい、すぐあけられますよね。




         



用意した補機類パーツをフロントのスペアタイヤ収納スペースに仮組みしたところです。
左側より見たところ。配線の工作はまた後ほど。




         



同じく右側より見たところ。ダブルホーンとラジエターパイプのレイアウトが接近していますが、
実車も本当にこのようなタイトな関係です。ちなみにホーンは青色で塗ります。




         



さらにスペアタイヤを収めたところです。
70〜75扁平の背の高いタイヤなので、もうギチギチです。(笑)
各補機類パーツの逃がし方が絶妙といいますか。(笑)
手持ちの資料写真の車両を見ると、スペアホイールだけでタイヤが付いていなかったりします。
スペアタイヤを複数搭載できる規定は、サファリラリー特有のものですね。


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         日時: 2014年8月3日


ャーシ製作編 その5 ラジエターとボルティング



         



エンジンまわりを製作していたので、久しぶりのシャーシ工作のつづきです。
他の部位と一緒に、ボルティング(ディテールアップ用のボルトナットパーツの取り付け)
をしました。パーツ取り付け用の穴埋めも兼ねています。
画像の青い矢印で示したボルティングで、根元に真鍮線が見えているのは、フロント
ボディカウルをオープンしたとき、カウルが開きすぎるのを防止するストッパーワイヤーを
ひっかける部分です。

赤色の矢印のところは、こだわりの工作です。
ラジエターダブルファンの固定ステーをプラ板でちまちまと作りました。ちがいは、ラジエ
ターホース配管工作のところの画像と見比べてください。
意外と目立つところですし、ほかの補機類のせいで、ラジエターがシンプルに見えるので。



         



ここまでで、フロントからミッドのエンジンまで水を循環させるラジエーターパイプの
レイアウトもほぼ確定しました。パイプのディテールアッブもすこしずつやっていきます。
パイプに黒パイプを通し、エッチングメタルの結束バンドで締めて、雰囲気アップ。
このまま色を塗らなくて仕上がり♪ という。。。(笑)


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         日時: 2014年8月4日


シャーシ製作編 その6 リヤフレームのボルティング



         



ここまでの工作でひととおり、キューブリヤフレームにおけるエンジン、補機類のレイアウ
トなどが確認できたので、さらに組み立てと作り込みを進めます。
まず、キャビンとエンジンルームの隔壁リヤパネルを取り付け。これにともない、キューブ
天面サイドフレームと補強バーも取り付け。(これはキットのパーツです。)

つづいて、フレームのリヤ側にも、補強の水平バーを設置。(黄色の矢印) これはキット
にないので、1mm径のプラ丸棒です。ここは接着してしまうと、後でエンジンやタコ足を
載せることができなくなるので、取り外し式のステーをフレームの内側に取り付けています。

青い矢印は、バンプラバーです。キットはフレームパーツに模様だけの味気ない造形だっ
たので、3mm径の適当なプラ材とボルトナットパーツで別パーツ化しました。

あと、キューブフレームを全体的にボルティング(ディテールアップ用のボルトナットパーツの
取り付け)をしています。取り付け位置やサイズなどは実車準拠です。
赤い矢印のところは、ナットの根元に真鍮線が見えていて、リヤボディカウルをオープンし
たとき、カウルが開きすぎるのを防止するストッパーワイヤーをひっかける部分になります。


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         日時: 2014年7月14日


エンジン製作編 その1 ドライブシャフト



         



いよいよエンジン部位を扱っていきます。

ディノV6エンジン(2.4lバージョン)の仕様について

・フェラーリ ディノ246GT用 195馬力
・フィアット ディノ用 160馬力
・ランチア ストラトス(市販車)用 190馬力
・ランチア ストラトス(レース車)用 210〜280馬力

ストラトスに搭載されるフェラーリ製ディノV6ユニットは当然、ディノ246GTのものと外観は
似ていても、ヘッドやシリンダーケースの中のパーツは違います。また、ストラダーレ(市販車)
とコンペティツィオーネ(競技用)でもやはり別物です。ちょうど、1976〜1977年がランチアコ
ルサチームの活動最盛期であり、ユニットは4バルブ化され280馬力をたたき出す、最もハ
イチューンな仕様でした。


フジミのエンジンパーツについて

画像はフジミのエンスージャストモデル ストラトスから流用のディノV6エンジンです。
元はさらに古い製品のフジミのディノ246GTエンスージャストモデルのパーツランナーその
まんまストラトスのキットにつけている形なので、ディノ用のパーツもたくさん余剰します。
このエンジン組み立てるの、人生で4度目くらいです。いつも思うことですが、パーツ数が
40くらいあって意欲的な設計なのですが、パーツの合いがやたら悪いという。
でも、1/24スケールで唯一ディノV6がプラモ化されているだけでも感謝ですね。

模型趣味をされ、さらにストラトスファンの方ならご存知の人も多いと思いますが、フジミ
のこのV6エンジンパーツは、ハセガワストラトスのシャーシフレームに割とかんたんに載せ
ることができます。(ハセガワさん、はじめからそのつもりでストラトス設計していたのでは、
と思えるほどではありませんが。) ただし、排気関係などのパイピングは、まったく使えな
いので、作り起こす必要があります。

で、まずはドライブシャフトの作り直しから。
フジミキットのドラシャは長さ、角度ともにハセガワのサファリ仕様ストラトスのリヤハブに
届かないので、デフのところでカットし、直径1.5mmのアルミ棒に置き換えます。
真鍮線(やパイプ)ではなく、アルミ棒にしたのは、リヤサスのハブと接続するとき、真鍮よ
り柔らかくて融通がきくからです。
ハセガワのドラシャパーツも、フジミエンジンの都合上、使えませんが、ユニバーシャルジ
ョイント位置のブーツカバーだけ切り出し、1.5mm径の穴をあけて、アルミ棒で作ったドラ
イブシャフトに通します。これでドラシャ系はO.K.。


               投稿者: K                                    No コメント







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         日時: 2014年7月15日


エンジン製作編 その2 排気系マニホールド



         



エキゾーストマニホールド(タコ足)の工作と仮組み確認作業にかかります。
画像左側がV6ユニットヘッドのフロントバンク用、右側がリヤバンク用のタコ足です。
2mm径のアルミ棒を手曲げで作りました。力が要り、曲げ加減と3本そろえるのが
かなりむずかしく、エンジンとマフラー排気管との接続関係までぴったり合わせるのに
も、創意工夫と根性がいります。こだわらない人は電気コードでサクッと作った方が
楽です。
下の白いものがもとのフジミのパーツですが、長イモのような造形なので使いません。
ただし、3本のタコ足集合の根元になるパーツだけ画像のように流用しています。




         



エンジンとエキマニとマフラーを仮組みした状態です。エンジンのリヤバンク側、右ななめ方向
からの画像です。右側の排気管は、このようにドライブシャフトの真下を通る設計です。




         



同じく、フロントバンク側から見たところです。




         



シャーシのリヤフレームにエンジンユニット単体を載せてから、ドライブシャフト系と
エキゾースト系を仮組みした状態です。リヤ側から。
これだけで、もう載せて組むの、面倒な作業です。(笑)




         



同じく、フロント側から見たところです。こちらは、完成するとほとんど見えなくなっ
てしまうでしょう。車内とレームの間には窓付きのキャビンリヤパネルがつきます。


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         日時: 2014年7月18日


エンジン製作編 その3 排気マフラー



         



排気マフラーのパーツです。
ここはマフラーエンドの形状がちがいます。モンテカルロラリー仕様のままですね。
サファリ仕様のマフラーエンドは、すり鉢状のカバーがついているので、ガンプラに
使う小さなディテールアップ用バーニアパーツを加工して取り付けることにします。
映っている真鍮パイプは、実際の排気管サイズとしてマフラーの中心に通します。




         



後端(エンド)の形状を修正したマフラーの状態です。
真鍮パイプによって、マフラーエンドの2重構造が演出できました。
エンド下部には、実車両同様、ワイヤーがくくりつけられる程度の
小さな穴空きステーをプラ板で作って接着してあります。


               投稿者: K                                    No コメント







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         日時: 2014年7月22日


エンジン製作編 その4 補機類とガソリンタンク



         



フジミのエンジンパーツにつく、細々とした補機類などのパーツを並べてみました。
オルタネーター、デストリビューター、ウォーターポンプ、オイルフィルター、スターターモーター、
オイルキャップなど。肝心の、というか目立つはずのダウンドラフト式トリプルチョークウェーバ
ーのパーツですが、当時から残念な大味造形で使いたくありません。
その右の塗装済みのパーツは、タミヤの名作プラモのひとつ、ロータス・スーパー7のウェーバ
ーパーツ。こちらはディテールがなかなかのもの。近年のタミヤの製品だと、アルピーヌA110
付属のウェーバーパーツがさらにグッド。(スーパー7もこちらもサイドドラフト式だけど。)
ウェーバーのパーツのためにカーモデルひとつ使うのもなかなかです。かといって、さかつうの
ホワイトメタル製ウェーバーは安いけど、絶対的にオーバースケールな造りで使えない。
今回は、在庫でもっているフジミのエンスージャスト・カウンタックのウェーバーパーツを使うこ
とにします。




         



エンジンルーム周りの、自作・改修ものの補機類などです。
画像上段のものは、ストラトスの左右振り分けダブルガソリンタンクです。タンク本体は、
フジミエンスージャストキットのストラトスのパーツの高さを落とし、底フタを付け、ゴム
製タンクらしくエッジを丸くしています。
クイックフィラーキャップの部分は、長谷川のストラトスのパーツを薄くカットして使ってい
ます。キャップの向きはまだ適当です。
タンク天面のコの字形の部分は、実車にあるエンジンのキューブフレームにガスタンクを
取り付け固定するためのステーで、プラ板で作りました。

つぎに画像下段の左から。
キューブフレームに固定するバッテリートレー、バッテリー本体、バッテリーホルダーのセット。
バッテリー本体は、フジミのエンスージャストキットからの流用。トレーやホルダーはあまっ
たプラ板や真鍮線で作りました。
下段中央のお弁当箱(ウォーターリザーブタンク)。キャップはジャンクパーツから。本体と
ステーの部分はやはりあまったプラ材で作りました。
下段右は、ノッ、ノッ、ノトーリアス♪(by DURAN2)  悪名高い? ディノプレックス(トランジ
スタ式点火装置)です。ディノ246GTだと、よく壊れるから、スペアが付いているとか。




         



上の画像の補機類などのパーツをエンジンリヤフレームに仮置きした状態です。
ななめ前方向から見たところです。
バッテリーは見えにくいからフレームの上に置いていますが、実際は今おいてある
フレームの下あたりの配置になります。
実際には、エンジンルーム系の補機類はまだありますが、あまり詰め込むと、完
成時ごちゃごちゃしすぎて、かえって訴求のアイポイントを失ったり、主役のエンジ
ン部分を見づらくしてしまうのでほどほどに。
あとさらに吸気系キャブレター)組み込みと、これらのパーツの配線配管作業が
ありますし。


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         日時: 2014年8月15日


エンジン製作編 その5 ディストリビューターと点火系コード



         



このエンジン編は、前回からちょっと日数があいてしまいましたが、ちょっとそこの
おにいさん! ここからが見所かもしれませんよ〜。(なーんて)
つまり、カーモデルで中をいじるといったら、普通エンジンの「ココッ」っていう部分
に、これからようやくとりかかっていきます。(前フリが長いのがロマン流です。)
・・・というわけで、ディストリビューターと点火プラグを結ぶ点火コード6本を作り
ました。うーん、一気にエンジンが生きて見えてきました。

普通の人は電気コードの細いので工作すると思いますが、わたしは点火コード
の「曲げ」と「レイアウト」と「束ね方」をコントロールしたいので、真鍮線を手曲
げしながら「点火系コードの形」にしていきます。
(本当は、模型に使える電気コードでぴったりの径のものがないという理由もある。)
恐らくこの車両の時代だからポイント式であろうディストリビューターも、プラグカバー
も真鍮線製コードに合わせて強化しています。
デスビはこの後さらに配線が増え、前回(7月22日)のレポートに登場したディノプ
レックス(トランジスタ点火装置)などとプラスコードを連絡していくこととなります。

・・・それにしても、デスビのパーツを扱うたびに、「そういえば、昔乗ってたクラシッ
クミニのデスビのポイントが焼き付いたことがあったな〜」とか、「進角ガバナが折
れて、原因がわからなくてホントこまったなぁ〜」と思いだしてしまう管理人Kです。
でもまあ、そういうクルマ立ち往生レベルのトラブルシューティングの機会でもない
と、デスビの構造なんて知る機会もなかったので、いい思い出です。
さて、次回はさらにエンジンの注目ポイントの工作へ・・・かも?


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         日時: 2014年8月18日


エンジン製作編 その6 ダウンドラフト3連ウェーバー



         



いよいよ旧車系エンジン部位ディテールアップのカナメ、キャブレターです。
ストラトスはフェラーリ製ディノV6エンジンなので、キャブは当然スーパーカー御用達
のウェーバーさまです。この画像がその構成パーツたちです。
上段左から説明します。メタル製挽きもののファンネル(市販品)とファンネル台座
プレートです。ストラトスのレース仕様車はこのタイプが多いですね。台座とファンネ
ルのフランジ部分は0.3mm厚のプラ板でコツコツ作りました。


上段右は、ファンネル開口部の半球タイプメッシュカバーです。自分で工作するつ
もりだったのですが、とあるF1モデル用でいい品があったので、それを流用しています。

画像中段の左は3連ウェーバーのパーツです。今回は、フジミのエンスージャストモデ
ル・カウンタックのパーツを流用。なかなかの造形です。おなじフジミのエンスーモデル・
ディノのウェーバーパーツとはえらい造形の格差。やっぱ、スーパーカーとしての人気を
反映しているのでしょうか。


中段右は、ウェーバーベンチュリー内のバタフライを動かすためのアクセル(スロットル)
リンケージ(ワイヤー)と連動ステー(レバー)類です。こまかく切り出したプラ片や細いメ
タル線でチマチマと作っています。最初に寸法だしをしっかり行ない、0.2〜0.3mm径
レベルのメタル線とピンバイスドリルの扱いになれれば、そんなにむずかしい工作では
ありません。

下段左は、フジミのディノV6エンジンのもともとパーツで、エンジンヘッドとウェーバーを
結ぶ6気筒用インテークマニホールドです。

下段右は、ウェーバーの左側面に取り付けるフェーエルパイプです。これは、先に真鍮
線で骨組みを作り、電気コードの皮の部分のみを通しながら組み立てています。スロ
ットルリンケージより、こちらのほうが作るのはむずかしいです。



         



ひとつ上の画像のパーツ類を組み立てて、V6エンジンヘッド上に仮り組みした状
態です。こちらは、V6エンジンのリヤバンク側ですね。
車内でドライバーがアクセルペダルを踏むと、アクセルワイヤーを介して、これらの
ウェーバー側面についたスロットルレバーが引かれ、ウェーバーベンチュリー内のバ
タフライ開度が増え、ベンチュリー内の空気流量が加速し、メインジェットから燃
料がでていく…という気化器的な仕組みです。ああ、キャブロマン。



         



つづいて、V6フロントバンク側の画像です。
こちらは3連ウェーバーと連携したフューエルパイプの見せ場となります。完成すると
見えにくくなってしまうレイアウトなのですが。
一応、ヘッドカバーに接着するフューエルパイプステーのようなものも用意しています。
フューエルパイプは燃料が送られてくるはずの根元で切れていますが、ここはまた後日
のレポートで行き先を説明します。
画像の右下は、撮影の構図的にアクセルワイヤーの様子がわかりやすいです。



         



3連ウェーバーの上にファンネルユニットを仮組みした状態です。
接着していないので、すぐ崩れるので、中途半端に2個半だけでご勘弁を。
(メッシュカバー、ファンネル、ボルトナット、台座すべ゜て塗装する色が異なる
ので今の段階では接着固定できないのです。)
こんな感じでワイヤーメッシュきのこ頭のファンネルが、実際は6つ鎮座する
ことになります。やはり、ファンネルは独特の迫力がありますね♪
まだまた先は長いけど、完成が楽しみです。


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         日時: 2014年8月18日


エンジン製作編 その7 レーシング燃料タンクとホース周り



         



7月22日のレポートで、一度登場したダブルガソリンタンクですが、再度改修する
ことにしました。理由は、タンクの形状がストラトスのストラダーレ(市販車)バージ
ョンのゴム製タンクと同じだったので気になっていたことと、サファリラリー仕様のリヤ
ボディカウルに装備されたフューエルキャップカバー(ボディ製作編のページの8月
19日のレポートを参照)を開閉可動式にして、内部のガソリンタンクを覗けるよう
にするため、タンク位置の正確性を高めるためです。


・・・ということで、ストラダーレのゴム製ガソリンタンクの形状を、アルミ製の底面が
ナナメになっている(リヤタイヤハウス形状との整合性)レーシングガソリンタンクに作
り変えました。
そして実車のパイピング(配管)スタイルに準拠するよう、タンクの給油口付近にエ
ア逃がし穴と透明パイプ、タンク底位置にフューエルホースをメタル製蛇腹ライナー
で演出です。
さて、これらがシャーシフレームにどのような形でレイアウトされるかというと・・・
(つぎの画像へ)



         



(上のつづき) ・・・と、こんな感じになります。
ストラトスのエアパイプの配管は市販車両も競技車両もだいたいこんな感じです。
パイプの押さえは、タンクとフレームに計6ヶ所、メタルエッチング製0.3mm径のU字
ステーを打ちこんで、そこにパイプを通しています。
フューエルパイプ(ホース)のほうは、持ち上がるようにして左右のタンクからフレーム
のセンター付近に集まり、グレーのニップルのパーツからウェーバーキャブレターのフュ
ーエルパイプへと連結され、燃料を送る形になります。


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         日時: 2014年7月25日


サスペンション製作編 その1 実車とキットのサス構造



その車のサスペンショニズムを考える…。
クルマの模型を作っているとき、個人的に懸架装置系は、かなり楽しい作業部位です。
サスペンションの構造は、その車の開発コンセプトを如実に反映しているからです。
しかしながら、1/24スケールの模型では万人への組みやすさ、強度の問題もあり、
大味な設計・造形のものが大多数をしめます。
ラリーで勝つことだけを目的に開発されたパーパスビルトマシンであるストラトスのサスは、
もちろんミッドシップラリーカーコンセプトの理にかなった構造と強靭さを備えています。
ラリーカーとしてのバウンド/リバウンドの充分な量と、瞬間的な高Gに耐えうる堅牢さが求
められ、車両コンセプトでもあるハンドリング性能の追求からフロント、リヤともにダブルウィ
ッシュボーン形式が想定されていました。
開発当初は実績のあるフェラーリ312のサスペンションコンパートメントからのモデファイが
検討されており、車両開発経過とともに最終的には、ラリーユースに適した独自のサスペ
ンションへと昇華されています。




         



ハセガワのストラトスのフロントサスペンションです。
実車は、基本的に古典的な上下ダブルウィッシュボーンタイプです。アッパー側がA型アー
ムのダブルウィッシュボーン、ロア側がメンバーフレーム直結のIアームとラジアスアーム構成
によるダブルウィッシュボーン。それにロール剛性用のスタビライザーバーが加わっています。
キットのサス構造は、実車に忠実な設計で、しかもこのサファリ仕様車両に合わて、車高
が高くなる新規のサスペンションパーツで構成されています。えらい。
ゆえに、アッパーAアームの根元取り付け位置が、画像のようにやや下なのが残念。本来
は、ダンパーの上部と同じ高さ位置です。
また、スタビライザーバーのような、わかりにくく取り付けにくいい部品は再現されていません。




         



ハセガワのストラトスのリヤサスペンションです。
実車は、エンジンをおく堅牢なキューブフレームのスペースのため、ダブルウィッシュボーン
形式が採用できなかったため、マクファーソンストラット式になっています。
アッパー側が、ストラットなのでスプリングダンパーユニット支柱となり、バンプラパーはエン
ジン天面フレームの一角にきています。
ロア側は、めずらしい逆AアームにラジアスIアームという構成でのウィッシュボーン。ラリー
走行中、瞬間的に4Gの入力があっても耐えられる設計らしいです。リアサスは、ミッドシ
ップエンジンの重さを直接支えるので、ダンパーやスプリングはフロントよりふたまわり大き
い容量。
こちらも、キットのサス構造は、単純なストラット式なので、実車に忠実なパーツ構成。
ハブ、ロアアームのパーツなどは車高の高いサファリ仕様の新規専用パーツです。やはり、
スタビライザー(バー)は再現されていません。



…さて、フロントサス、リヤサスともどう料理(モデリング)していくか。
カーモデルのお約束として全体的にアーム類が太めだったり、スプリングとダンパーが一体
化しているので、そういったところを中心にこれから改修していきます。
ミッドシップとして堅牢で理想的なサス構成のストラトスのサスでさえ、当時からことサファリ
ラリーには役不足と揶揄されています。過酷なサファリ5000kmを走りきれるよう、キットの
状態からチューンナップしてあげましょう ! …なーんて。


               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年7月29日



サスペンション製作編 その2 フロントサスの改修



         




まずは、はじめにアーム類の「ボルティング」から。
フロント、リヤサスのロアアームパーツの本来の可動ポイントに、ボルト足が見えた
ナットのパーツ(灰色のもの)を接着していきます。ディテールアップ用の市販品パー
ツで、小さいなりにサイズが4つあります。(この取り付け作業を、私はボルティング
といっています。)
画像の右がリヤサスの逆AアームとラジアスIアームの一体化パーツ。
すでにハブパーツも接着済み。
左がフロントサス用のラジアスアームが一体化したメンバー付きIアームのパーツです。
ボルティングのポイントはたくさんあります。サスアームは黒系で塗装しますが、ボルト
ナット類は基本的にシルバー系で塗るため、完成時は自動車のシャーシ系統らし
さの演出には効果てき面です。




         



フロントサスペンションのディテールアップに用意したパーツ群です。
画像左側の黒と白のがもとのキットのパーツです。(比較用)
画像右側上から、1mm径の真鍮線で作り直したAアームです。
アッパーリンクの山が目立ちますが(接着剤硬化中・笑)、後ほどスリム化します。
中央は、メタル挽きもののスプリングダンパーの市販品パーツです。スプリングは、
いずれ赤色に塗装します。
一番右が、変にクネクネしていますが、0.5mm径の真鍮線で作ったロール剛性用
スタビライザー(バー)パーツです。



         



ひとつ上の画像で用意したパーツ類を取り付けるため、シャーシ側も工作です。
ちょうど、グレー色の部分が追加工作した箇所です。
フロントタイヤハウスからスペアタイヤ収納スペースが見えすぎているので、パネルを
追加し、各アーム類を設置するための筒穴パーツを取り付けています。
黒のロアアームの後ろ側に付いている、直立した0.8mm径の真鍮パイプの切れ端
は、スタビライザーを差し込むためのステーです。



         



まず、スプリングダンパーだけを仮組みした状態です。いい感じ♪です。
この品、簡単にリアルになって便利なのですが、面倒な点もあります。可動式のため、
スプリングの力でロアアームが下へはね動かされるきらいがあります。ビヨヨ〜ン♪
ロアアームが下がると、サスのアライメントが狂い、車輪がポジティブキャンバー角にな
ってカッコわるいので、あらかじめダンパーの長さや上と下の取り付け位置を入念に調
整しておく必要があります。あとは、何回かの仮組みで微調整していきます。



         



さらに、スタビライザーを仮組みした状態です。
スプリングダンパーを逃げる(まわりこむ)ような形状をしているのがわかるでしょうか。



         



そして、アッパーAアームとハブパーツを仮組みした状態です。
うーむ。Aアーム先端の山が不細工なままですね。後ほどで直します。
これにさらに、ハブパーツ前側にステアリング系統のタイロッドが付きます。



         



そのタイロッドですが、可動パーツでもあるため、1/24スケールクラスのカーモデルで
は太めで(折れないように)、つねにサスまわりのの外観性をスポイルしています。
したがって、画像左側のように、ハブジョイントと中央部を残して、バーを8mm径の
真鍮線に軸打ち作業の要領で差し替えます。
この作業、効果はてき面ですが、タイロッドのジョイントの向き、そして長さが0.5mm
でも狂うと、フロントタイヤの強いトーイン、トーアウトを招きます。(当たり前か)
作業の前に、あらかじめタイロッドパーツの全長、片側のジョイント部を含めたバー
の長さをメモしておくと、後で困りません。




         



タイロッドも含めて、ここまでの改修パーツで組んでみたフロントサスペンションです。
らしくなってきました。ハブパーツにもボルティングしています。




         



同じく、仮組みのフロントサスペンションを、後ろから見たところです。



               投稿者: K                                    No コメント







         テーマ: ランチア ストラトス 1977サファリ仕様
         日時: 2014年7月31日


サスペンション製作編 その3 リヤサスの改修 



         



リヤサスペンションの改修作業に入ります。こちらはフロントサスよりシンプルです。
主役ともいえる大型のスプリングダンパーのチューンナップの工作が主です。
フロントサスでも換装したメタル挽きものの市販品を使いますが、こちらは適当な
サイズのスプリングがないため、真鍮線を巻いて作った5mm径の自作バネです。
巻き軸素材には今回、4mm径ぐらいの平筆の柄を使いました。7回巻きです。
スプリングの伸縮具合は、シャーシに取り付けた時、リヤサス全体のアライメント、
キャンバー角が変化しない長さ程度であることが重要です。
マクファーソンストラット式のため、メタル製ダンパーユニットの上下部分はキットの
パーツを流用します。シャーシやハブとの連結が楽です。
上部バンプラバーはほぼそのまま。
下側の足アームはスプリング受け皿のところでいったんカットし、足を2mm短くカ
ットしてから再度軸打ちで接続しています。面倒ですが、これはストラット全体の
高さ調整のため、必要な工作です。
足のハブとの接続部分は、L字の形状が実車とちがうため、内角のところを三角
のプラ材でななめの面どりに変更しています。この面は極小のボルティングもします。




         



改修仮組み状態のリヤサスペンションです。うーん。
スプリングは、もちろん赤色の塗装します。
スプリングダンパーとストラット全体の長さ調整は、何度も仮組みして確認します。


               投稿者: K                                    No コメント