IIIKのモデラー三昧なフロク

  これまでに完成させた作品です。
  このページは、SF特撮に登場する乗り物の模型を紹介しています。







         テーマ: SFの乗り物
         日時: 2015年11月11日


姿なき侵略者たちへ
地球防衛軍ウルトラ警備隊 TDF PO-1 POINTER
フジミ 1/24 ポインター (パーフェクトモード)




          



あまりにも有名な和製SFカスタムカーの雄

1967年にTV放映されていた『ウルトラセブン』に登場する、地球防衛軍きっての精鋭部隊ウル
トラ警備隊の「ポインター」です。ウルトラセブンはもう40周年ですね。自分が生まれる前
に、こんなに素晴らしい作品が放送されていたなんて・・・

上のページ見出しは、記念すべき第1話「姿なき挑戦者」のサブタイをいじってみました。

SF系などのTV番組や映画に数多く登場したカスタムカーたちの中でも、かなり古く、それでい
てあまりにも著名な車両がポインターです。国際的には知名度は低いですが、日本国内におい
てはカスタムカーの中でも、ウルトラ作品イメージに牽引されていることもあり、抜群の人気
を誇ります。


『007』の「ボンドカー」、『サンダーバード』の「ペネロープ号」、『マッドマックス』の
「V8インターセプター」、『ナイトライダー』の「ナイト2000」、『バック・トゥ・ザ・フュ
ーチャー』の「デロリアン改」、『ブレードランナー』の「ポリススピナー」などといったの
世界的人気キャラクターの名車たちとタメをはれるのは国内ではポインターぐらいかも。


このポインターの知識について明るい人は大変多く、釈迦に説法になりますが、一応基本的な
ことだけ書いておきます。

水陸両用の特殊車両で、ボンドカーのように様々な装備・機能が施されています。(水陸両用といっても水上ホバーのみ) ホバー機能で空も飛んでいましたから、空陸海特捜車とでも呼称すべきかも。侵略系宇宙人を相手にする部隊の専用車両なので、とくに武装は強力。索敵や移動、防御・かく乱の機能・装備は多岐にわたります。透視光線、レーダー、レーザー銃、ミサイル、バリヤー、煙幕などまさに万能ビークルです。

やはり特筆すべきはその動力性能で、放送当時や数年後ウルトラブームの頃に発行された児童向け雑誌の記載などによると、ポインターはフロントにロータリーエンジンを搭載(44話でゴリーに壊された時はアメ車のEg.でしたが)。
これとまた別に、フロントとリヤそれぞれにジェットエンジンも搭載しているという過激な設定です。

前部ジェットエンジンはホバー機能用。後部ジェットエンジン用は推進用と思料されます。これらによりポインターの最高速度は、なんと時速365km/hに達するとのことです。当時は国産で200km/hでる車両があるかないかという時代でしたから、今の感覚でいうと時速500km/hくらいの感覚ではないでしょうか。このレシプロ飛行機並の速度だと空飛べますよ。
番組世界でも、ポインターの平均巡航速度、238km/hでかッ飛ぶためのシークレット・ハイウェイの設定が必要になるわけです。

ちなみにポインターはもっぱらウルトラ警備隊の専用車ではありましたが、地球防衛軍に所属する車両として複数台あるという設定でした。劇中でも、そう思わせるトリック映像がありました。





         



ジュワッ! メタリックシルバーにメッキだらけ。なんてむずかしい撮影。
かなり大きな車なので、このガチャポン・セブンの身長だと2m位の感覚?






        



フォグランプに見えるのは、赤外線ライト。フロントグリル左右の突起に
は透視光線の照射装置が内蔵されており、隠れた宇宙人を発見する。
ヘッドライトの下にあるレーザー機関砲は、劇中ではほとんど活躍なし。








テレビの中のポインター 銀色の猟犬

さて、ポインターは勿論架空の車両であり、クルマと近未来の宇宙船が合体したような鋭角的
なデザインになっています。デザインされたのは当時のウルトラシリーズで特撮美術を担当さ
れていた成田 亨氏。


カスタムベースとなったのは、1957年型の米車クライスラー・インペリアルです。詳しくない
とキャデラックと見分けがつきません。この頃、でかくてお洒落なアメ車は人気あったんです
ね。すでにパワーウインドウ、エアコン、オートマ付きでしたし。(国産車が売れるようにと、
3ナンバー税政策がとられるまでは・・・)


ポインターとインペリアルを見比べてみると、初見ではやはり全然違う車なのですが、よく見
ると、フロントとリヤ回りを中心にかなり装飾されているだけで、サイドボディやルーム周辺
はやはりインペリアルの原型スタイルがそのまま残っています。

この車体カスタムの架装・製作を行ったのは、都内の小野自動車という工場とのこと。コーチ
ビルドワークといい、独特のカラーリング・マーキングといい、映像で見る限り実に素晴らし
い仕上がりです。


縮尺プロップを除き、ウルトラセブン撮影のため製作された1/1スケールのポインターは勿論1
台のみですが、実際の撮影に使用されるまで試行錯誤の車体製作り過程があり、いくつかの仕
様が当時に撮影された写真などによって確認されています。


最初に製作された段階では、まずフロント左右にコーナーポールアンテナが付き、フロントオ
ーバーフェンダーがなく、リヤの追加水平ウイングがない「PDF版」と呼ばれているタイプ。

この後、カッコよく見えないコーナーポールは外され、リヤに水平ウイングが追加され、マー
キングがPDFからTDFに訂正された「TDF NG版」に。そしてフロントホイールアーチに大きな
オーバーフェンダーが付けられた「TDF劇中版」となっていったようです。

番宣用のスチール撮影あたりは、意外と「PDF版」や「TDF NG版」のポインターが映っている
のかも。


 実は、今回のキット製作にあたり『ウルトラセブン』DVDを、製作ご依頼主様のご厚意で全
話視聴させてもらいました。

 1970年代前後というのは、ひとつの自動車黄金期。とくにカーデザインについては、この時
代に生産されたクルマたちがもっとも芸術的なのではないでしょうか。


この作品にはポインターだけでなく、ゲスト、エキストラなどでいろんな当時のプリティ・カ
ーがブラウン管に登場するので、旧車好きにはたまりませんね。

第28話「700キロを突っ走れ!!」とか、もう最高。射撃の名手ソガ隊員のフィアンセである女
子大生が乗っていた赤のMG-Bアーリー、フルハシ隊員のお友達の美人ドライバーが運転する白
のコスモ・スポーツ・・・ なんてデラックスな番組だったのでしょう。そういえば、何がヨ
タハチらしきクルマも見たような気がします。


もとい。DVD映像の中のポインターで印象的だったのは、このクルマはやはりアメ車ベースだ
なぁとつくづく思わせられる点でした。

ひとつはその巨大さ。全長にして6m近くあるのではないでしょうか。車高は女性の背丈ぐらい
あります。当時の国産車サイズの倍はあると思います。車内もかなり広い。ウルトラ警備隊の
総勢6名が、アメ車まんまの洒落たローバックシートの前席に3人、後席に3人が楽に並んで乗
っているシーンもありました。


もうひとつアメ車だなぁと感じた点は、ややふんわり目でストロークの長いサスペンションで
す。劇中で荒地などを走っているたびにポインターのボディがゆらゆら揺れて走っていたのが
印象的でした。特殊車両とはいえ、なかなかの乗り心地だったのかも・・・。


なんだかんだいって、ウルトラ警備隊員の足として全49話中42話に出動したポインターは、や
はり当時の放送を熱心に視聴されていた子供達にとって、もっとも身近かで存在感のある憧れ
の乗り物のひとつだったのではないでしょうか。

物語終盤になってくると、地球を守るために数多くの戦いで心身ともに疲労困憊の極みにあっ
たウルトラセブンの皮膚(アクタースーツともいう)は、映像でわかるぐらいウロコ状に捲れあ
がってもうボロボロでした。。。(感涙)

ポインターもまた同様に、数多くの戦闘をくぐりぬけてきたためか、美しい銀色を放っていた
ボディの塗装やマーキングのTDF PO-1のシールは相当に傷んでおりました。セブンやポインタ
ーのそれは、彼らが地球を守ってきた勲章であるかのように、当時の子供たちの目に映ったは
ずです。






        



伸びやかなスタイリング。実車フォルムを忠実に再現したモデル。





        



コンパウンドで磨いてワックスをかけてあるので防衛軍マークが映り込んでいます。
リヤの水平尾翼と垂直尾翼の翼断面前縁には、細いメッキラインを施工しています。







ポインター本格模型キット化の動きについて

これだけ著名で潜在的人気度の高い「ポインター」ですが、1990年代後半になるまで、本格的
なディテールが表現されていたようなキット化にはほとんど恵まれていなかったようです。モ
デラーの鑑賞に耐えうる内容の、という意味で。


ポインターは、カーモデルとしての基本構成と、メカキャラクターとしての要素が融合してい
る個体なので、その忠実な再現についてはどのメーカーも及び腰だったのかもしれません。昔
は、ブルマァクさんからゼンマイ駆動&ミサイル発射ギミック付きポインターのプラモデルが
出ていましたが。当時、子供だった諸兄は玩具店で見かけたり、実際に作られたりした人が結
構いらっしゃるのではないでしょうか。そういえば、復刻版もでていましたね。


ポインター模型近代化の波は、10年前がちょうどひとつの節目であったようです。
1997年頃にマーミットから、たしか1/25スケールでガレージキットが発売されたあたりから、
徐々にポインター本格モデル化の市場が整備されてきたように思います。マーミットのキット
は当時決定版といえるもので、一緒に飾れるセブンやアンヌ隊員のフィギュアも付属していま
した(アンヌ隊員はたしか初回生産分のみ付属)。


2000年には、満を持していよいよカーモデルのフジミ模型から、1/24スケール完全新作のポイ
ンターのプラスチックモデルが登場。ガレージキットではまだまだ一般の人にとって敷居が高
かったわけですが、このプラモデルの発売で、ようやく21世紀になって本格モデルのポインタ
ーが誰の手にも入りやすくなった格好です。


今回製作したキットは、このフジミ製ポインターを、さらにパーツの金型修正、新規エッチン
グパーツ、追加マーキングデカールなどを付属し、初期のPDF版、TDF NG版、TDF映像版、
MP仕様など、確認されているすべてのポインターのパターンが再現できる「パーフェクトモー
ド」という上位製品になります。

とくに、車内はイグニッションキーまでエッチチングパーツで再現されるなど、かなり精密で
す。


一方、模型キットではありませんが、昨今の完成品精密玩具市場の活性化を受けて、合金玩具
などで定評のあるユニファイブさん(正確にはバンプレストのユニファイブ事業部)から、1/32
スケール「究極精密造形ポインター」の合金トイが、2003年に発売されたのも記憶に新しいと
ころです。

こちらの製品は、その謳い文句に恥じぬ素晴らしい造形・質感・仕上がりになっており、遊べ
るギミックもいろいろ。実際に製造しているのは同社ではなく、某老舗ミニカーメーカーの
OEMですし、実に高品質なトイです。


このように、21世紀に入ってから、漸く全国のウルトラセブン(ポインター)ファンが諸手を挙
げて喜べる市場環境になってきた感がありますね。「いやいや〜まだまだ不満だ」というマニ
アックなファンの方も、ウルトラ系だと勿論おられるとは思いますが。



・・・ここからちょっと別の話になりますが、セブン放送当時、撮影に使用された実車ポイン
ターは、さる幼稚園?に寄贈され、その後廃車の道を辿ったとか。

ところがこの現代において、熱心なマニアの方で、1/1ポインターを復活させた御仁が関東にお
られるようです。ちゃんと1957年式インペリアルをベース車に用意されて、九州の車体整備工
場へ製作を依頼。一年かけて完成したそうです。ナンバーも付いてちゃんと走れるというか
ら、すごいです。


わたしはこの話を、「ボルト&ナット番外編3 むねよしリミックス Blue」という自動車雑誌の
ムックで偶然知りましたが、ホームページもお持ちのようです。ご興味のある方は、「TDF特
殊車両班管理係」で検索してみてください。







        



侵略宇宙人達を恐怖させたウルトラミサイル。3連装の連射式ミサイルポッド。
キットは前期モデルと後期モデルを採択可能。前期モデルの方を作りました。
これらの中間に、ジャンクのジェットエンジンをセットしましたが、見えませんね。






        



いろいろ気になるリヤエンドパネル周辺。小粒ウインカーマーカーの
セットは緊張します。テールランプは、当時の日産セドリックのそれを
逆さまにセットしたものだとか・・・ ジェット噴射口、マフラーカッター、
スジボリ、リベット打ちなどの工作は、当ページ下のレポートで説明。








■フジミ製キットを作ってみての所感など

ーモデルのフジミ模型さん、といって過言ではない思います。
バブル当時、運転免許を取得して自動車が趣味の中心だった頃の自分は、本当に沢山カーモデ
ルを製作したものです。何十台も。

今と違って、とにかく数多くの車種を作りたいタイプの粗製乱造スタイルに近かったです。扱
ったキットメーカーで一番多かったのがダントツでフジミさんでした。エンスージャストシリ
ーズとか。


それで、本当に暫くぶりに廉価仕様(低価格)のカーモデルではないフジミさんのキットを今回
扱う格好となり、わくわくしました。一方では、フジミさん独特のアナログな設計の是非・可
能性にどきどきしたり。

今回、1/24ポインターを製作して感じたのは、そんなに技術的にキットのパーツ精度や構成は
昔と変わっていない、ということです。単刀直入に書くと、残念ながら10年の進歩ほどは感じ
られないということです。田宮模型さんとは、ここら辺の印象が違いますね。


では、実際のところ具体的な内容はどうだったか。
ポインターは、キット化するには結構むずかしいキャラクター・カーモデルだと思います。や
やこしい直線と曲線が入り乱れたデザインで、あちこちゴツゴツしており、メッキや装備の細
かいディテールがテンコ盛りです。忠実に造形するだけでも、普通のカーモデルが2台作れるの
ではないでしょうか。


そんな手強いポインターを、フジミ模型さんは、万人から見てとくに文句がないスタイルに仕
立て上げ、またとても組み立てやすく設計・構成されており、かなり優秀なキットであるとい
うことが、誰の目から見ても感じとれるナイスな製品になっています。

おそらく、このキットを手にされた方は、予想より苦労せず、早くきれいに完成できたりし
て、驚かれる人もおられたのではないでしょうか。


ところが、付属のデカールを貼る点については少々問題があるようです。
まず詳細にみると、一体成形のボディパーツ自体、左右でシンメトリーが結構狂っています。
リヤドアの造形など観察するとわかります。それに対して、黒帯ラインのマーキング用デカー
ルとの対応・整合性がないため、デカールを貼る際のサイズや形状・位置が合わなくなってし
まっています。

ここらへんは、デカール破損のリスク回避を優先して、強引にデカールを変形・引っ張ったり
せず、無難な位置でデカールをセットした後、リペイントで対応する方が無難です。


一般的な見地で、このキットの製作プロセスにおいて緊張感が走るほどむずかしいのは、数多
くのデカール貼りとその上からのクリヤーマルチコート、そしてピラー周りなどのメッキ表現
のシートカッティングあたりでは。一応、カーモデリングの作業範疇です。


もうひとつ、今回のキットの場合、パーフェクトモード版製品として、各部位ディテールアッ
プ用のエッチングパーツが付属しています。これが結局、用意されたエッチング部品の半分く
らいしか使い(え)ませんでした。

理由としては、使用するとかえって造形やディテールが乱れるもの、とても本体などにセット
できそうにない形状・レイアウト・設計のもの、使用するより従来通り塗装仕上げの方が精密
性が向上するため、などです。


例を挙げると、ドアノブは現車でメッキノブになっています。キットではボディ本体に普通に
一体成形されているものの、エッチングパーツでも用意されています。組み立て説明書には、
ボディのドアノブ造形の上からただの板状のエッチングパーツを接着するように指示がありま
す。


しかし、それではかえってドアノブの丸い造形が変に平らになりますし、エッチングパーツの
フラットアルミ地色ではメッキのイメージは表現できません。したがって今回は、いつものメ
ッキ表現の手法でドアノブの造形部分に極薄アルミシートを貼って、きれいに内側まで切り抜
いて表現しています。

勿論、用意されたエッチングパーツ類で、ばっちりディテールアップの効果がでるものもあり
ます。ワイパー、車内のイグニッションキー、一部の車内操作パネル系など。あとは私見です
が、ほとんど使う気になりませんでした。

ご丁寧にフロントグリルまでもエッチングパーツ化されていますが、この複雑な形状をはたし
てどうやってセットすればよいかさえ謎です。現車でメッキ表現されている部位を、とりあえ
ずエッチングパーツにした、という安易な印象がぬぐえません。


使用採択の例外としては、ポインターはサイドボディ中央にアクセントのモールディングのラ
インがあり、それもエッチングパーツ製のチップで用意されているのですが、ここは地球防衛
軍の例の手裏剣の羽を伸ばしたような赤白マークが来るので、デカール貼付の際美しくない段
差が生じるため、デカールの見栄えを優先して、使っていません。


このように、パーフェクトモードでありながらに、かならずしもエッチングパーツが使える、
使って効果が発揮されるキットとはいいにくい内容でした。キットの組み立て説明書を過信し
すぎず、当キットを製作される個人個人で取捨選択する柔軟な考えが必要、といったところで
しょうか。


あと、フジミさんのキットでいつも気になるのは、メッキパーツの扱いです。モデラーらしい
視点での話で、ランナー状態におけるパーツのレイアウト、ゲートの位置がいつも気になりま
す。パーツをランナーゲートからニッパーなどで切りはなすと、当然その部分はメッキが施さ
れていない樹脂部分が露呈するのですが、フジミさんのキットの場合、この剥げの部分がより
によって組み立てると目立つ位置に来やすいのです。


この点、田宮さんや長谷川さんのキットの場合、割と考慮されていて、回避のゲートレイアウ
トになっていると感じられるパターンが散見できます。フジミさんの場合も、ちょっとした工
夫でできそうなのに、されないのが不思議ではあります。


・・・まとめると、デカールのデザイン・サイジングの件も含めて、やはりフジミさんのキッ
トは、設計がいまひとつ煮詰まっておらず、組み立ての検証が足りないような印象を受けまし
た。総合的には高く評価できる名キットですが、ちょっと残念だなと感じた部分を敢えて書か
せてもらいました。








        



丸型ヘッドライトしかなかった時代に、四角タイプのヘッドライトはとても珍しい。
ウインドウガラスのブルーティンテッド加減が絶妙。最初のベーシックキットでは、
青味が強すぎたが、上位モデルのパーフェクトモードでちょうどいい青さに改修。







        



この時代の車で気に入っているのが各種フェンダーミラー。ドアミラーより美しい。
劇中当初のポインターには、アメ車にぴったりの長方形タイプミラー(通称おっさ
んミラー)が付いていました。こちらの方がポインターのイメージに合っているかも。
中盤からは、この流線形が美しいウォルプレス(レースマスター)タイプ?に変更。
左側ミラーは展開してニードルレーザー銃が現れる。P.M.キットでちゃんと再現。







        



このアングルだと宇宙船チック。ウルトラミサイルのお陰で、後方視界はなきに等しい。






        



ホワイト&レッドのリボンがついたホイールがお洒落。バイアスタイヤもマッチ。








ツブラヤシルバーについての考察と調色

キット製作自体は、ちょこちょこディテールアップ工作などをしている範囲で、切った貼った
の大胆な改造などはしていません。今回の製作でこだわったのは、ポインター基本カラーのシ
ルバーについてです。


ウルトラ番組作品を象徴するイメージカラーといえば、やはり初代ウルトラマンがその身にま
とった銀と赤の世界であるといえます。とくにシルバーですね。昔は銀といえば、何やら不思
議で未来を感じさせる特殊なカラーに思えたものです。機械モノをシルバーに塗るだけでも。

基本的に現在まで連綿(とぎれとぎれ? )と続くウルトラ番組作品は、これをずっと継続してい
るわけです。ネクサスみたいに青いウルトラマンもおられましたが。


『ウルトラセブン』に登場するウルトラ警備隊の乗り物の中で、ウルトラホーク1号、同3号、
ポインターについては、赤ラインは用いられてはいないものの、やはりシルバーが機体基本カ
ラーに用いられています。シルバーはウルトラ警備隊のコスチュームに採用されていることか
らも、やはり同隊のイメージカラーなのかも知れません。


では、それらは具体的にどのようなシルバーなのか。
言葉で説明するのはむずかしいですが、各撮影プロップに塗装されている銀は、どうも眩し過
ぎない、明るすぎない、ほんの少し黒味が入ったシルバーのような印象があります。(これは各
視聴者で印象は様々のはず) これついては、あまりに輝かしい明るいシルバーだと撮影の照明
が反射しすぎてモノにならないから、といった理由も推測できます。

このちょっと鈍い感じプロップ用シルバーを、個人的に円谷シルバーと呼んでいます。

さておき、本題のポインターのシルバーですが、いざ模型を塗装する立場になると、非常に悩
みました。なかなか決定案が捻出できず、思案六歩の繰り返しの毎日。DVD映像の中のポイン
ターをじっと観察したり、当時撮影された、決して多く残されていないカラー写真から検証し
たり。

まあ、こういうのは、模型製作の一環として愉しい作業プロセスではあります。

・・・どうもポインターのシルバーというのは、単に上述のような円谷シルバーであるだけで
なく、グレーがかって濁ってみえたり、若干ブルーのトーニングが入って見えたりする、また
輪をかけてややこしいシルバーなのです。未だにポインターのボディカラーについては、人に
よって印象と意見は様々であり諸説紛々というのも頷けます。正解はないのかもしれません。


撮影照明に対応する円谷シルバーの類であるのは事実でしょうが、どうもとくに青味のことを
気にしだすと止まりません。気にしだすと、ポインターマーキングの黒帯のラインまでダーク
ブルーに見えてくる顛末。


とにかく、シルバーにブルーが入っているように見えるのは、割と客観性のある意見のよう
で、過去マーミットさんのガレージキットや、フジミさんのキットが発売された直後に、模型
雑誌に掲載された時の作例記事を紐解いても、担当モデラーライター各位が同様の意見を述べ
られています。

やはり、このポインターのシルバーの調色では苦労されていた様子。黒をたっぷり混ぜたシル
バーメタリック塗装の上に、ブルーパールクリヤーをコートするというアイデア技を披露され
たパターンもありました。


・・・話が長くなりましたが、今回の作例では結局、次のような調色レシピにしました。
まず、塗膜に普遍性と安定感があり、明るく鮮やかな高輝感の演色性があるスーパーファイン
メタリックシルバーをベースに選びました。今でしたら、同塗膜・演色性能のガイアカラーさ
んのEXシルバーという選択肢もありだと思います。

これにツヤありのブラックを様子を見ながら少しずつ混入していき、純粋な円谷シルバーに調
色。一般にアイアンメタリックシルバーと呼ばれるカラーに近いカラーとなります。


次に、コバルトブルーとクリヤーブルーを同率ずつ慎重に加えていき、ベースの円谷シルバー
に微妙な青味がでるまで調色します。実際は、ソリッドのコバルトブルーで青味を表現する感
触で。クリヤーブルーは色が付きにくいので気休めです。しかし、透明感のあるブルーの表現
には効果があると考えられますので、メタリックカラーの調色にクリヤーカラーは欠かせませ
ん。


この青味加減のチンチングについては、瓶の中で混ぜて視認できるというものではなく、実際
にスプレーによる試し吹きで確認しないと、十中八九失敗します。高輝性シルバーメタリック
ベースの調色では、どうしても光反射の強いメタリックフレーク顔料の影響で、正しい色合い
が確認できないためです。


今回は、この後もトライアル&エラーでテストピース作りを繰り返し、自分のイメージにどん
ぴしゃの「ポインター用円谷シルバー」をどうにか用意できました。ムダにした高品位シルバ
ーメタリックカラー多数・・・


それと車内ではない、リヤボティの内側壁面(トリム。ほとんど見えない)については、常套手
段でいけばフラットブラックで塗るべきところですが、今回はオフホワイトにしています。

これは、DVD映像を拝見すると、どうも白に見えるからです。ポインターのカスタムベースと
なったインペリアルのボディカラーがトリム側についてはそのまま残っているためかもしれま
せん。


水平尾翼のホワイト塗装は上からホワイトパールクリヤーをコート。タイヤのレッドリボン
も、レッドパールクリヤーをコートしています。デラックスにしたいからではなく、見る角度
によってちょっと色目が変化した方が、それっぽいと思ったからです。





         



ユニファイブ製の「究極精密造形ポインター」トイと並べたところ。
単体だとわかりにくい青味がかったオリジナル円谷シルバーの妙。







          


          


          



車内というよりコクピットと呼びたいダッシュパネル。いろいろいじって遊んでいます。
各操作パネルについての詳しい説明は、本ページ下の製作レポートに書いています。
とにかくカラーリング・塗装が大変。ハンドルだけで4色、シートは2色、トリム&内装
は4色というきめ細かさ。それでいて煩くならないのはアメ車なりの色遣いの統一感。
個人的には、イグニッションキー・ホルダーのハートブレイクが気に入っていますね。






         



全然でたらめだったりしますが、リヤジェットエンジン。
ちょっぴり焼き表現を、エアブラシ塗装で描いてます。






         



これはオプションパーツのRX-Vレーダー探知機。先端が折れ
て地底に向かって使用。プラチク星人の地底基地を発見せよ
水中の探査用ソナーにもなったりする、便利アイテムでした。
手前に転がっているのは右フェンダーアンテナの伸びた状態。





          



リヤドア後方から見たところ。エアアウトレットを開口
してメッシュをセット。現車にはなく当方のオリジナル
ドアノブのメッキ処理。ちゃんと内側までカッティング。






        



シャーシの仕上げはこんな感じ。典型的な昔のラダー(梯子)フレーム車ですね。
恐らくはカスタムペースとなったクライスラー・インペリアルのレイアウトでしょう。
本当は、全部フラットブラックでしょうけど、ラダーフレーム部は超硬スチールという
自分設定にして、アイアンメタリックで塗装。板バネ式サスペンションは、ガンメタリ
ックとカッパーという組み合わせで。このキットで結構大変なのがシャーシにエンジ
ン腰下からテールエンドを除く排気パイプ系等がすべてシャーシと一体成形なこと。
もうちまちまとマスキング塗装するしかない。パイピングは焼き表現をしています。
シャーシ全体はブラウンで微細な汚し。ホバー噴射口は、シルバーでドライブラシ。













    ー ここからキットの製作レポートです ー





          



車体のフロント部位です。一見何も触っていないように見えますが、資材を付け足す系の工作
をしていないだけで、面どり・形状修正などをしています。


赤の矢印のところは、このキットの弱点です。実車では、ヘッドライトユニットの上辺シーム
縁はフェンダーパネルの高さとほとんど同じになっていますが、キットではヘッドライトユニ
ット全体がやや下がって、垂直面の中心に位置するようなアレンジになっています。

したがって今回は、ヘッドライトユニットを移動させるのではなく、フェンダーパネルのライ
ンをやや削り込んで面だしする方向で、軽く両者の位置関係を修正してみました。


また、ヘッドライト横外側にあるナナメにカットされたデザインの仕切り板、つまりフェンダ
ーパネルの前端ですが、正面から見た場合の板の厚さがキットのパーツでは2mmあります。こ
れはスケールエフェクトで計算をすると、実物で5cmもの厚さにもなってしまい、かなり興冷
めです。

ここは実車では、かなり薄いパネル縁端です。このイメージにするため、縁の厚さを均等に
1mmに削り込んで面だししました。これ以上薄く加工すると、今度は縁全体におけるラインの
厚さの平均化が難しくなるので、このぐらいでストップしています。


黄緑の矢印の個所は、フロントホイールハウス上のオーバーフェンダーです。このパネルは、
劇中では一度取り外されて登場した回がありましたので、別パーツであることが確認されてい
ます。キットのパーツはボディと一体成形で継ぎ目のスジボリラインが浅くあっさりしていた
ので、深く彫り直しました。


黄色の矢印は、フロントグリルです。カーモデルだと一般的に設計で別パーツにしそうな部位
ですが、当キットではボディと一体成形になっています。そのため、グリル周辺のスジボリが
甘く浅いです。金型のささくれ処理漏れも目立ちます。こちらもモデリングソー・ケガキ針な
どで丹念に彫り直しています。

このグリルには、パーフェクト・モードキットの付属品として、グリルのメッキを表現する、
エッチングパーツがありますが、本体に貼り付けるだけの代物で、色的にも造形的にもとくに
向上しません。こういうムダはフジミ製キットらしいです。普通に高輝性メタリック塗装した
方がきれいに仕上がります。


青の矢印は、記念すべき第1話で使用されたレーザー機関砲のパーツです。メッキが施されたパ
ーツで、できれば触らずに済ませたいところですが、パーティングラインで段差が出ていた
り、砲身の先端に穴が開いていなかったりなので、メッキをはがして、銃口を開口しました。
メタリックシルバーで再塗装します。銃口径はレーザー砲なので、0.4mm径とごく小さくして
います。







          



『ウルトラセブン』本編撮影で使用される以前に製作された、PDF版ポインターにつけられて
いたフロントコーナーポールです。この頃のポインター実車にはフロントのオーバーフェンダ
ーが付いていませんでした。

今回のキットはパーフェクト・モードなので、如何なる仕様・パターンのポインターも再現可
能となっており、このコーナーポールのパーツはエッチングパーツで再現されています。仮付
けしてみたのが、画像です。

あまりカッコよくないです。普通の車でもコーナーポールを付けているとダサいのと似たよう
な感覚かもしれません。片方だけならまだマシかもしれませんが、左右両方に付いていて、何
やらさらにつらい感じがいたします。絵的な問題点として車系の撮影で定番となるナナメアン
グルの撮影の際、アンテナがヘッドライトにかぶるのが問題かと思います。今回取り付けはし
ません。







          



ウインドウ系のパーツです。
着色クリヤーのパーツで、こうして単体で見ると若干クリヤーブルーが濃い印象でしたが、ボ
ディパーツと仮り組みで合わせてみると、相対的な色差の都合で、不思議に青味が足りないく
らいに見えますので、ちょうどいい具合です。キットには、透明なウインドウパーツも付属し
ていますが、断然こちらの選択がいいと思います。

ちなみに、ベーシックキットでは、もっと青味がきついクリヤーパーツになっていたので、修
正されたのかもしれません。


画像右に映っているのは、板ガラス状のリヤウインドウ(ミサイルハッチ)の2枚です。こちらは
実車同様、ブルーガラスではなく透明なパーツの方を使用します。実車はアクリルクリヤーの
板かも。

これらのウインドウパーツは、あらかじめコンパウンドで全面磨き倒します。鏡面がよりきれ
いになります。画像は磨く前の状態です。







           



 わかりにくいですが、リヤドア後方の断面の箇所です。キットのボディパーツでは、ここは
のっぺらぼうの断面ですが。画像のようなエア抜きダクト(?)のような凹みを、ちまちまと左
右分、穴を彫ってみました。このディテールは、実車ではある説とない説に分かれますが。あ
と、実車にはないですが、加工した穴の裏からメタル製メッシュを貼ってみました。







          



ここもわかりづらい部位ですが、ふつうの車でいうクォーターピラー(パネル)という箇所で
す。リヤドア後方、リヤホイールの上辺りのリヤサイドボディです。

ここは、映像では確認できていませんが、マーミット製ポインターキットやユニファイブ製精
密トイでは、画像のような感じで極小リベット4点の造形処理が確認できます。今回のフジミ製
キットでは、この手のディテールは省略されています。


画像のリベットの再現方法としては、まず0.5mm径の穴をあけ、ライターであぶって用意した
伸ばしランナーのヘアライン棒を差し込んで、リベット風の任意の高さでカットします。その
後、ランナーの出っ張りにペーパーを当てて、高さを調整しつつ丸みをもたせて、リベット風
に見せています。ボディパーツのグレーに対して、リベット打ちのランナーは白色を使ってい
るので比較的見やすいかと思います。







          



リヤエンドパネル部位です。赤の矢印の箇所は、上の項目、リヤサイドボディパネルに施した
のと同じリペット打ち工作の跡です。ここもフジミのキットでは再現されていませんでしたの
で。


黄緑色の矢印は、リヤエンドパネルにおける溶接跡の縦線(リヤコンビネーションランプユニッ
ト内側位置)について、やはりディテールが省略されていたので、モデリングソーとケガキ針で
スジボリを彫りました。繊細なラインなので、画像ではちょっと見えづらくなっています。


黄色の矢印は、後方4連ジェットノズルのディテールアップ。ポインターがホバー状態にある
時、前方向へ推進するためや、シークレット・ハイウェイを超高速で移動する際に用いられる
ジェットノズルです。全長5.9mもあるこの大柄な特殊車両を365km/hにも達する最高速度ま
でひっぱるのに必要不可欠な装備でしょう。


キットではボディパーツと一体成形の単なる四角いディテールに過ぎないので、中心を開口
し、画像のように真鍮パイプを仕込んでみました。画像では真鍮パイプが飛び出しています
が、ボンドカーではないので、実際は真鍮パイプの縁が見えるか見えないかぐらいの位置まで
押し込んで固定します。


余談になりますが、ポインターのリヤコンビネーションランプ(テールランプ)ユニットは、当
時の日産セドリックのパーツを流用したもの。上下を逆にして。わからないものですね。新型
ロータス・エスプリのリヤコンビランプが、ハチロク・レビンのパーツ流用だったのを思い出
します。







          



ポインターの4連マフラー(排気管)です。もとは1957年製クライスラー・インペリアルとい
う、60年代に存在した車両の部品なので、現代のクルマなどと比べると、ひとつひとつのマフ
ラーの口径は驚くほど小さいです。今の軽自動車のマフラーほどの口径もありません。


このためか、キットのパーツの造形はおざなりな印象で、つまようじが2本ずつさしてあるよう
ないたたまれない感じの造形です。小さいパーツなので、当然マフラーの穴も無視されていま
す。このままでは、到底後ろ美人なカーモデル完成品にはなってくれそうにありません。

したがって、マフラーの棒部分は切り飛ばして、極細の真鍮パイプに置き換えてディテールア
ップしました。これだけで印象が激変します。真鍮パイプ工作の肝は、いかにしてパイプ切断
面の荒れをきれいに細工処理できるかだと思います。内径は精密丸ヤスリを通して、じっくり
形を整えます。外側も普通に精密ヤスリで面を整えます。


2連テールカッターのボックスパーツはメッキ処理されていたしましたが、ヒケとパーティング
ラインが目立つので、画像のようにメッキをそぎ落として整形整面しています。







          



リヤデッキ(ウインドウ)内に格納されているウルトラミサイルの部分です。劇中では、21話の
あたりからの登場だったかと思います。ポインター最大の攻撃力を持つ武装ですね。

このロケット砲は30話からディテールアップされた後期モデルに変わります。今回の製作で
は、前期モデルを採択しています。

キットのオーナー様から、何かディテールアップしてほしいと仰せつかったものの、リヤウイ
ンドウの中に格納してしまうので、ロケット砲本体周辺をちまちま細工してもほとんど見えな
くなってしまうので、結局工作としては何もせず。あとは塗装仕上げで。


一方で、リヤウインドウから中を覗くと、格納されたウルトラミサイルの隙間からリヤデッキ
の床がすこし見えることに気がつきました。そこで、気休め程度ですが、画像のようなジェッ
トエンジンを搭載することにしました。かっこいい上に、リヤボディの加工なしで、このまま
収まるスペースがあります。

流用パーツは、当方のジャンクストックから、1/24スケールの日産スカイラインGT-R(R32)の
マスターピースRB26エンジンを上下逆に設置して、何とかジェットエンジンに見えるように
(呆)。


ポインターには3つのエンジンを搭載されていると放送当時などの少年誌では語られていまし
た。走行用はフロントに搭載されたロータリー・エンジン。現代ではイモロータリーとか散々
いわれていますが、当時は未来のエンジンとして脚光を浴びていましたし、次作の『帰ってき
たウルトラマン』ではマットビハイクル(マスダ・コスモ。ノーマル・コスモはセブン劇中に
も、フルハシ隊員の知人女性の所有車が登場)がお目見えしたり。


ポインターには他に、フロントとリヤ各々にジェットエンジンが搭載されています(おいお
い)。フロントはホバークラフト機能用、リヤは後方へ向けた推進用といったところ。しかし、
こんなにエンジンいっぱい搭載していたら、車内は気温100度以上になって、乗っている人間
は皆火傷してウルトラミイラになってしまいそうです(汗)。

とくにこのリヤのジェットエンジンはすごいです。この時代のクルマのシートは、ローバック
(枕なし)だし、リヤシートとリヤデッキの隔壁がないので、乗員はジェットエンジンの発熱を
もろに浴びつつ、ウルトラミサイルも誘爆しそうです。危険極まりない・・・








            



シャーシです。ホバーの上昇用ダクトを追加したりディテールアップしようなどと考えていた
のですが、概ねそれらまで揃った造形・ディテールになっているので、とくにホバーダクト用
のディテールアップパーツを追加したりいじったりする必要はなさそうです。


ポインターは、1957年製のクライスラー・インペリアルがベース車となって、主にフロントと
リヤ周辺を中心に大胆にボディ・カスタムされています。実車ポインターのシャーシはほボイ
ンペリアルそのままのラダーフレーム式と思料されます。この点、ラダー式とボバー機能まで
うまく噛みくだいて造形されていのが、今回のフジミ製のキットといえます。シャーシについ
ては、マーミット製やユニファイブ製ポインターに勝っていますね。


画像は、何も触らないのは面白くないので、ブレーキオイルのパイプのライニングをアルミ線
でやってみました。左の画像がフロントホイールハウス、右の画像がリヤホイールハウスで
す。本当は、構造的にブレーキオイルのパイプはエンジンルームからでているはずですが、ラ
ダーフレームのパーツがあって、見えなくなってしまうので、わざと露出する位置で穴を開け
て車内側にラインを逃しています。


気のせいか、なぜブレーキのパイピンクがこのようなに太いのかと書きますと、当時のホーリ
ーパワーのアメ車の比ではないほどのエンジン超出力をもつポインターのブレーキは、これく
らいごつくないとストッピングパワーとして役に立たないからです。と、ご都合言い訳。(パス
カルの原理を無視しているような)







          



車内のメーターパネル、コンソールのアングルの画像です。キットの状態で、よく造形されて
います。この他に、エッチングパーツのインジェクション・キーもあります。ちょっと寂しい
気もしたので、作戦時モードのパネル類を適当に作ってみました。

赤の矢印は、探査機&ホバー機能の操作スイッチパネルです。普段はコンソール中央に収納さ
れていて見えなくなっているそうです。


緑の矢印は、助手席のグローブボックス(サイドボード)をオープンにした状態。探査レーダ
ー・モニターです。車体に取り付けられている各種センサーなどの操作もここで行うようで
す。ここまで作って何ですが、少々見た目的に車内がくどい感じになったので、探査レーダ
ー・モニターは取り外せるようにしておきます。


レーダー・モニターは、ポインターが超高速で走行する際、ドライバーの目視だけでは危険な
のでレーダーを使って運転するという設定がたしかあったような、なかったような。放送当時
は、例外車両を除いて、国産車で200km/hでるクルマさえほとんど昭和中期の時代。

最高速度365km/h、平均巡航速度238km/hでシークレット・ハイウェイを疾走するポインター
のスピードは、まるでロケット・カーに乗っているミラクルドリーム感覚な扱いだったのかも
しれません。








          



車内の、ドライバーズシート側のフロントドアトリムボックス(ポケット)に設置されたボタン
スイッチ類。主にレーザー発射や透視光線照射のスイッチ類などです。キットでは、ポケット
の蓋が閉まっている状態のフラットな造形だったので、適当にボタンやトグルスイッチ風のデ
ィテールアップパーツを配置してみました。








         



助手席側のドアポケットに設置されたスイッチ類。キットでは、こちら側はスイッチ類の造形
が施されています。ただ、四角いチップが4つ並んだだけの単調なディテールだったので、実車
の考証に使いトグルスイッチなどのレイアウトにしてみました。

ドライバー側も助手席側も、こられのディテールの他に、トリム垂直面にまだ計器プレート
や、ミサイル&煙幕発射スイッチとなるレバーグリップのエッチングパーツが、このキットに
は付属しています。


これにて製作レポートは終わりです。





               投稿者: K                                    No コメント