IIIKのモデラー三昧なフロク

  これまでに完成させた作品です。
  このページは、「超時空世紀オーガス」の模型を紹介しています。







         テーマ: オーガス
         日時: 2016年3月6日

漂流 (スカイハリケーン)
- The Super Dimension Century ORGUSS -
イマイ 1/40 可変オーガス




   


          − P a r a d i s e  L o s t −

                                     

「これは不条理だぁ    
  夢であってくれぇ」(桂)

ロック  うおっ! オーガスじゃないか。しかも、イマイの可変オー
ガス! この21世紀に完成品がお拝めるとわ・・・ オーガス、ようが
す〜♪ by ゴーヴ




  ぷっ(笑)、その当時シャレいうと思った。ご依頼のキット製作がひと
段落したので、1週間ほど勢いで作ったよ。こいつは昔あこがれれのキットだ
ったし、流石に作るのめちゃくちゃたのしい。



ロック  にしてもオーガス好きだったなぁ。独特のメカとかSFの世界観とか。やっぱ宮
武一貴さん(メカデザイン)の代表作だと思うよ、オーガスは。ダンバインのデザインも後
世に残る傑作だし、この頃の宮武さんはノリにノってた。やっぱり当時の若いアニメファ
ンに、スタジオぬえや宮武さんの名前が一躍有名になったのは、マクロスあたりからなん
だし。



  たしかに、オーガスやダンバインのラインは宮武さん以外には創り出せない意匠だ
ろうね。曲線主体は立体ものとして線をつなげるのがむずかしいし。

あの頃の日曜午後2時は、本当に♪白い闇に〜♪に囲繞されていた感があったね、オーガス
のせいで。マクロスの後番組としてスタジオぬえとアートランド(とくに美樹本晴彦さん)
の技量とアーティスト魂がしっかり結実していた。作画のいい回はほんと美麗映像だっ
た。

シリーズはタツノコプロ制作じゃなくなったけど、当時おれたちにはなんも関係なかっ
た。マクロスとタツノコのイメージって、結局TVのエンディング曲で輝のアルバムをめく
る手タレの人のイメージしかなかった。



ロック  手タレって(笑) おれ思うんだけど、オーガスってさ、全身を赤とか紫に塗っ
たら、まんまモスピーダのインビットメカに見えると思う、カニチックで。トカゲ(恐竜)
っぽくてカッコイイ頭部の形状なんかは後年のメガゾーン23のガーランドが似てる。つま
り宮武さんの仕事がアートミックなどに与えた影響が大きかったのかな、なんて。



  モスピーダは企画制作時期がかぶっているからちがう気が・・・。宮武さんは宇宙
戦艦ヤマトのアンドロメダやマクロスとか超大物から小物まで何でもできる、生粋にして
たたき上げ時代のデザイナーだね。河森さんのマクロスデザイン本のインタビューで、過
去の戦争当時の実物兵器をたくさん見る機会があったとコメントしていたから、今の時代
のデザインナーにはいない本物をしっている人なんだよ。

マクロスの映画にオーガスとダンバインの時期は重なっていたはずだから、氏が全力投球
できていたかどうかはわからないけど。それにしてもオーガスは、ちょっと不憫な作品で
はあったよな。



ロック  ・・・マクロスから河森正治さんと板野一郎さんテイストが抜けたのがオーガ
スとでも? 本家板野サーカスはなくとても納豆ミサイルはいっぱいだったし。視聴率や
人気も少しずつ下降していき、後番の「サザンクロス」で終焉をむかえ・・・ あ〜放映
当初はアニメ界最注目作品といってよい、超期待のルーキーだったのにぃ。宮武メカデザ
インが爆発してた作品なのにぃ。



  しかたないね、マクロス映画の制作の方で天地がひっくり返るほどの大忙しだった
し。たしかに、オーガスに参加されていたら、また違った面白みのある作品になっていた
とは思う。でも、河森さんにとってマクロスとバルキリーという存在の方が、3年4年それ
以上暖めてきたライフワークみたいなもんだし。それは、後年になって制作されつづける
マクロス7、プラス、ゼロ、F、Δなんかで証明されてる。



ロック  おのれー、過去の作品よりなぜ新作に目を向けないんだー(オーガス贔屓のやつ
あたり)。だいたいスタジオぬえのビルなんて、記念すべきTVマクロススペシャルの第1話
で輝が乗った服座バルキリーが体当たりして、aフレンド、アートランドのビルともども
粉砕したはずなのに。なんで続編ができるんだー!

河森さんにいたっては、次のシーンでプレイボックスの前に立っていて、輝のバルキリー
のエンジン噴射で焼死したんじゃなかったのか? 何でマクロス映画の制作ができるんだよ
う〜。(もう自分でも何をいってるか支離滅裂の黒ネコ) 



  わはは♪ 小1の頃の放送内容をよく覚えてるなぁ(感心)。粉々になったのは、アー
トランドとスタジオきめら(ぬえ)ビルで、アニメフレンドのビルは屋上を削られただけじ
ゃなかったっけ?

河森さんはあのシーンでは吹き飛ばされただけらしいよ。マクロス映画にも登場して、コ
ンサート会場の待合室で鈴 明美さん(謎)にサインをもらおうとしてズッコケてたし。アー
トランドビルも巻き添えということは、石黒昇監督もエライことに(汗)・・・ という2Dな
噂だったけど。

石黒監督はアニメ界では珍しい、優しくて器の大きい素晴らしい監督という印象だった
な。ミンメイMISS DJのレコード聴いて好感がもてた。石黒監督なくして超時空シリーズ
はなかっだろうね。 (下へつづく)





       


コクピットシールドを開けた方が好きです。危ないけど。







      


設定資料の画稿風に。肩をいからせすぎてしまった。
見れば見るほど、バルキリーにアーマードパーツと
ファーストパックを装着したような太いシルエット。
マクロス27話にちらりとニセモノが登場してました。







■上の会話のつづき

ロック  (すこし平静を取り戻して) ・・・ふぅ、話が脱線しちまったな。まあ何にせ
よ、オーガスは潜在的な人気度はやっぱりすごいものがあったと思うよ。マクロスがあれ
だけヒットした後番組ということも勿論あるけど。相剋界、軌道エレベーターとか特異点
とかの謎設定がよかった。制作側としても、オーバー・ザ・マクロスを目指さざるを得な
かったわけだし、いろいろ意欲作だったと思うな。エマーン、チラムの慣性制御、反重力
の理論とか、ムーやアトランティスが浮上した世界地図も面白かったなぁ。



  軌道エレベーターは、1992年に『テッカマンブレード』においてオービタルリング
になってアイデア的に復活してたね。そして『ガンダムOO』、『Gのレコンギスタ』で、
もう当然のようになってきた。ほんと、あのシステムはそう遠くない未来にできそうな気
もする。いちいちロケットで宇宙にでるより合理的だ。特異点は、あまりいいたくないけ
ど仮面ライダー電王ですか。

地上から150mの高さにある相剋界の設定は、バイストンウェルとは反対の飛行不自由さ
がよかったかなぁ。現在じゃ地球温暖化が大問題になってるけど、オーガスでは早々と相
剋界による温室効果の危険性をそれとなく暗示していたんだな。まさか本当にこんな世の
中になるとは。



ロック  今思うと、オーガスはキャラクターのインパクトが全般的に弱かったかなと思
う。美樹本キャラなのはいいんだよ。むしろ最高。それを活かす各キャラクターの個性と
印象付けがすこし足りんかったように思う。流石にリン・ミンメイとミムジィ・ラースと
では、ミムジィは普通の女の子にしか視聴者には見えてこない。後頭部から触覚がでてる
けどね。アンドロイド少女のモームはちょっと今でいう萌えキャラチックでよかったけ
ど。キャピキャピ〜。



  案外そんなところかもね。主人公の桂木桂だって、完成度の高いデザインではある
と思う。ネーミングも面白いし。第一話の冒頭からベッドシーンという、いい意味でアニ
メ巷間を賑わせてくれた。インパクトもあったしね。でも、なんかインパクトがつづかな
いキャラなんだよな。

19歳(本当は二十歳?)という年齢設定が、少年少女視聴者層に感情移入されにくかったの
かも。事実おれも全然だったし。それらへんが、未完成だらけの少年が知人の死や恋愛経
験で成長していく一条輝とはちがってた。



ロック  桂木桂は、なんしかちょっと辛気臭かった印象があったね。お気楽ナンパ師な
のに、変に悩みこんだり、どことなく表情に陰があったり。軍人らしさに欠けるプレイボ
ーイ。リン・カイフンが髪を切り、マクシミリアン・ジーナスの声と操縦テクニックをも
つ男ではあったけど。

いつのまにかティナ・ヘンダーソンを妊娠させてたり、未調整の時空振動弾を使ったせい
で世界をめちゃくちゃにした張本人だったり、実子のアテナと戦ったりと、その破天荒な
人生は実に主人公らしいけど。なんか妙に親近感がわかないキャラクターだった。オーガ
スという作品と一緒で不憫なイメージがつきまとって・・・



  そこまでいわんでも。(汗) 桂木桂はデザイン的にも、意外とデコが広かったり、細
い眉毛がうねっていたり、眉根にしわを寄せているシーンが多かったりと、少し神経質な
雰囲気はあったけどね。



ロック  声優の陣容もマクロスがすごかったので、ちょっと弱かったかもね。オーガス
のオープニング曲とエンディング曲ははめちゃくちゃカッコいいんだけどなぁ。またやら
ないかぁ、オーガスみたいな新作アニメ。(とかいう自分は、オーガスIIを視聴していない
ダメ猫)

・・・ところで、きみが描いたトップ絵の桂木桂だが、お顔は美樹本さんタッチだか、す
ごいよマサルさん肩(笑)の右側が左側と大きさが全然違っているのが激しく気になるぞ。



  あっ、ほんまや。言われるまで気がつかなかった。しっぱいしっぱい。美樹本キャ
ラって、顔の描線描いてるの愉しくって、顔の方ばかり夢中になってしまうんだよ。








     


80年代独特デザインのミサイルガンのデザインがいかしています。








      


普通に後姿。フライヤー主翼の変形位置がかっこいいですね。





心はジプシー 模型はタノシー

ロック  ねえアナタ、今度生まれてくる私たちのベビー、なんて名前にし
ようかしら〜。うふん、男の子だから、うんとカッコイイ名前がいいわよね
〜。



  うほん、そおだなー。プロンコIIじゃ野暮ったいしなぁ。ネビュラー
ド(桂)、ヴァルハラ(マーイ)、ギャモン(ゴーヴ)・・・ うーん、いいのが
浮かばないなぁ。



ロック  じゃあ、「オーガス」(ジャビー)っていうのはどうかしら。戦いの神という意
味よ。ステキじゃない。50万馬力のこの子にぴったりだわ。これに決定♪  ということ
で、名前はオーガスに決まりました。ちゃんちゃん!



  えーと、あの・・・その・・・そろそろ肝心のプラモの話しよーよ。


ロック  うん、そーだね。(照) ごめん・・・ で、どーよ。いにしえの可変オーガス
を作った感想は? やっぱりいいキットなのかい。それとも・・・?



  稚拙な表現になってしまうけど、やっぱいーわ。最高。80年代に多感な少年期を迎
えていた自分とっては、アニメプラモデルとはやっぱりこうでなくっちゃ、という夢がい
っぱい内包されている感じ。嵌合調整なんかの潜在性も当時のキットでは、最高レベルに
きてるんじゃないかな。イマイさんもアリイさんもマクロスプラモで切磋琢磨したりし
て、技術研鑽・醸成もかなり感じる。



ロック  呆な亜高速モデラーの人に聞いてもあまり参考にならんが、ふーん、意外とい
い出来なのか。一般論として可変バルキリー、可変オーガス、可変レギオスの類は、普通
のモデラーにとってはかなり及び腰の部類のイメージだと思うけど・・・。



  うーん可変バルキリーはちゃんと組んだことがないからわからないけど、三者の中
では可変オーガスが一番作りやすいような気がする。慣性制御マシンにはランディングギ
ア(着陸脚)のパーツがないしねぇ。(笑) コクピットもレギオスより楽だった。



ロック  ふむふむ。2D&3Dロマンを見てくれている人にとって聞きたいポイントは、今
のプラモと比べてどうかってことじゃないかな。そこらへんはどーよ。



  マジレスすると、大きな相違点は接着剤が要るってこと。そしてブロック構造単位
で組み立てられないことだろうね。だから、それと連動して接着の合わせ目消しと塗装が
倍大変になる。大変というか、今のプラモみたいにカラーリングに沿って区分けされてい
るのが親切設計なんだろうけど。慣れの問題でしょう。



ロック  じゃあやはり、こういう懐かしプラモの場合は、あとハメ加工大会とかマスキ
ング塗装のオンパレードになるのね。今のライトユーザーにはハードル高いかと。



  いや、そーじゃなくて、今回は後ハメ工作とか一切してない。後ハメ工作すると、
可動部分がゆるくなったり構造的に余計に脆弱になるだろ。それが嫌だった。せっかくの
可変モデルなんだから、設計精度レベルの公差とホールド性を味わいたかったし、関節フ
ニャフニャプラプラの完成品になるのは目に見えてるし。

だから、今回はひとつのブロックを組んで製面して塗装して、全体をマスキングして、ま
た次のパーツを組み立て説明書の順番通り組み付けていって完成までこぎつけた。面倒だ
し、マスキングテープのはがし方を考えたり、時間も余計にかかるけど、最終的な完成品
の関節強度のことを考えると、この方法が一番いいと思う。このやり方をするせいで、キ
ットの製作難易度が高いのは事実だけど。



ロック  なるほど。当時のイマイさんで、このキットの完成見本を作った人の苦労が偲
ばれる話だな。それにしても、おれが見てもシャープな造形だよな、この可変オーガスい
いわ。イマイって本当に技術レベルが高いメーカーだったんだな。4段変形のそれぞれのプ
ロポーションもとくに破綻してないし、見事だと思う。当時シリーズの最後の方で、満を
持して発売されたキットだけはあるね。手首パーツはちょっと小さいかな。前腕に収納し
なくちゃいけないから、しょうがないか。ほか何か改造とかしてる?



  このキット、ディテールとかすごいよ。うっとり。作りながら感動してた。アナロ
グであっても造形は精緻だし、スジ彫りも含めてちょうどいやみのない範囲のアレンジで
さ。パネルパーツ単位でディテールアップされた造形っていうのは、マクロスプラモの時
から、スタジオぬえがプラモ企画の段階で参加していて、各機体をディテールアップした
画稿を提供していたことが、そのまま功を奏している感じ。  こういうデザイナー参加型
の製品化スタイルは、当時のガンプラやタカラのプラモにはなかったはず。

当時からぬえは、アニメだけでなく小説や漫画の登場メカや玩具メーカーのデザイン仕事
もやっていたから、やっぱり少数精鋭ブレーンでもあったんだよな。

改造については、当時のキットを味わいたいというコンセプトがあったので、極力しない
方向で。ただ股関節と足首だけは、ABS製ボールジョイントとポリ受けを移植改造して
る。キットのままじゃ、自然な素立ちポーズができないから。これぐらいなら触ってもい
いかなって。 (下へつづく)






         

        

        


・・・もしかして桂木さん? あっ、やっぱり桂木さんだ!
スケールは1/40でも桂のお人形さんサイズは1/55くらい。
これでも窮屈そう。オーガスの設定全高が小さすぎる?
ちなみにこのコクピットの窓ガラスの部分は、上側が桂の
乗降ハッチのキャノピーで、下がウインドシールド(風防)。






上の模型話のつづき

ロック  やっぱり、イマイってすごいプラモメーカーだったんだな。ロボダッチのこと
も含めて、こんないいメーカーが日本からなくなってしまったのが実に惜しまれる。

今の時代、別のメーカーから再販で製品はでても、やっぱなんか価値観がちがってみえ
る。しかし、今となっては一部のモデラーの性癖だけかもしれないけど、この可変オーガ
スみたいな20年以上前のプラモがそのまま作れるって、なんだかすごいことだわ。隔世の
感がある。模型誌のネタになりそうだな。



  うん、アリイの存在も忘れちゃいかんよ。一般論としてなんか誤解されてるよーだ
から、いっとくね。イマイとアリイの関係や品質差は、マクロスプラモでいろいろ克明に
なったけど、オーガスの頃になるとまたちがった印象なんだ。オーガスではアリイいい
よ。かなり意欲的に製品作っているし、知られていない名キットが結構ある。

イマイは玩具メーカー本場の静岡で、アリイは埼玉。もともとの実力に歴然とした差があ
っても仕方ないと思う。でも、2社がマクロスプラモでスタート時だって、最初にポリパ
ーツを採用したのはアリイの方だけで、イマイはずっと後だった。

しかも、おしなべていいというか無難な造りのイマイのマクプラには、肝心のネジ目モー
ルドの造形が省略されていたりした。別にアリイを擁護するわけじゃないけど、アリイの
方が先進的な部分があったってことは忘れてはいけない。オーガスの頃には、製品の出来
もイマイ製と僅差じゃないかなぁ。



ロック  それは同感だね。むしろアリイの方が精力的にニューキットをリースしていた
印象があるね。でも、造形がよくなっても、やっぱりイマイとは味付けが違っていたりし
て。



  それにしてもあの頃、矢継ぎ早にキットが次々と製品化されていたんだよな。当時
は子供だったから、「あーあ、○○○○のキット、早くでないかなー」ぐらいしか頭で考
えなかったが、今考えるとメーカーさんの設計開発陣の超多忙さと涙ぐましい苦労が思い
浮かぶよ。いろいろ大変だったんだろうな。キット化すれば売れる時代だったから、遣り
甲斐はあったろうけど。



ロック  そういえば、イマイはオーガスの頃になっても、基本ポリキャップなしだった
っけ。結局可変バルキリーとか、高額な可変キットにしかポリを付けてない。オーガスの
キットで一番最初に発売されたのは、イマイの1/72オーガス・オーガロイドと1/72オーガ
ス・ガウォークあたりだったかな? 当時は皆あのオーガロイドを買ったと思う。

アリイのは、おれは1/48イシュキックと1/48イシュホーンのあまりの出来のよさにびっく
りした覚えがあるよ。パーツの合いは相変わらずだったけど、造りがシャープかつ精密で
存在感がすごかった。とくにエンジン部分が秀逸。オーガスプラモシリーズでこの二つが
一番よかったりして。そういえば、アリイの1/48のオーガスもすっごいボリュームと半変
形で意欲作だったなぁ。



  たしかに1/48のイシュキックと、とくにイシュホーンは白眉の名キットだね。いつ
か作りたいな。コクピットの床パーツがないやつ。(笑) アリイの1/48オーガスはサイズ
がちょっと小さめだったやふな・・・(汗)



ロック  ところでさあ、かなり気になってるんだけど、このカラーリングは何。コレジ
ャナイ感がただよってますが・・・。まあ、これはこれでカッコいいような、美しい超合
金のやふな・・・(汗)



  おっ、ついに来ましたねぇ、今回の塗装仕上げに対するツッコミが。なんでこんな
仕上げにしちゃったの?って。あえていうなら、イアラだよ。イアラがそうさせたんだ。
(深刻そうな顔で)



ロック  ほへ? イアラって何じゃ?


  イアラ、つまり時代だよ。この今という世知辛い時代が、おれにオーガスをこのよ
うなカラーリングにさせたんだ!



ロック  ・・・・  (何だかこの人、悦に語り始めましたよ・・・)


  今は、キャラクタープラモを作る人ってどんどん少なくなってるだろ? かわりに、
安くて品質が高くてギミック満載、オプション沢山のキャラクタートイが人気で、大半の
消費者に指示されてる。もう10年くらい前になるけど、オーガスとナイキックの変形トイ
がパームアクションシリーズで発売された。3,000円何某の品。小さい割に高額だけど、
充分いい造りだし、ガシガシ変形させて遊ぶにはなかなかいいアイテムだと思う。今(今で
も)、オーガスが好きな人は買って損はないと思う。



ロック  ・・・・  (黙って聞いている猫)


   でも、何かちがうでしょって。トイで買うなら、当時に発売されたタカトク傑作
トイの可変オーガスの方でしょって! 今ならネットオークションで、パームアクションの
価格ほどだせば手に入るかもしれないし。あんなに密度と充実感のあるトイが。

それで、モデラーだったらイマイの可変オーガスでしょって。世間に背を向けてるつもり
はないけど、パームアクション・オーガスがちょっぴり優等生さんなんで、ちょっと悔し
くなったのかも。当時に発売されていたプラモでも、こんなにいいのがあったんですよっ
て、作りたくなったのかもしれない。・・・で、昨今のトイに負けない塗装仕様にしてや
ろうってことで、今回はメタリック・パールカラーのオーガスにしたわけさ!



ロック  わわわ、よくしゃべるなぁ。(汗) ところでK、このカラーリング、白の部分は
ホワイトパール、赤はメタリックレッド、茶色の部分はブロンズ(カッパー)仕上げとかだ
ね?



  模型を作るための資材や塗料の購入費もばかにならない。心はジプシーでも、財布
の中はいつもサミシー。ちなみに、オーガス塗装仕上げのポイントについて。宮武メカの
真骨頂は、外観性にメリハリを生むスミベタ箇所にある。デザイン上、機体各所に配され
た黒ラインとか影落としをいかに美しく表現できるかが大切。今回、脚部などダクト系の
フィンの黒とカッパーのマスキング塗装が大変でしたわ。ちゃんと、フラットとセミグロ
スのブラックを使い分けて塗ってるよ。 (下へつづく)







     


フワワーン、フワワーン、ゴーッ。
「ウイングキャリバー? バカな、変形しただと!(汗)」(アレン)








    


空飛ぶビッグエッグこと、オーガスフライヤー。塊感がたまりません。
ものすごくデーブなシルエットですが、それがかえってプリティです。










     


後姿も超ラブリー。後ろにはりついた敵機も撃墜する気がつい失せてしまう。
個人的にオーガスのぶ厚い胸部と背部がドッキングした形状デザインがオキニ。
実際の戦闘機でいうところのドーサルスパインといった部位では?
そういえば、劇中でオーガス初登場の回(#4 キャラバン)、整備不完全状態で
出撃したため、モームが空飛ぶオーガスの背中にはりついて、メンテナンスパ
ネルを開けて調整して事なきを得る、という印象的なエピソードがありました。









     


もういっちょリヤビュウ。機体の薄さを追求するバルキリーとちがって、
両脚の間に腕部を収納しないからカサ高いシルエットになっている。









     


オーガス・ガウォーク形態。不思議な魅力を感じるシルエット。
どっしり感というか、安定感がある四肢のレイアウトですね。










       


オーガス専用ミサイルガンは、右足スネのハードポイントにユニットごと装備。
主翼の納豆ミサイル(笑)は、おまけのパーツ。面倒がらずにぜひ作りましょう。
ミサイル先端の赤色を黄色に塗ってしまって、反応弾みたいになってしまった。
パイロンは翼と同じ色に。 ♪シャーオパイロン ザ ベーリーメサイアー♪









      


ガォーク形態の後姿。
肩から腕がどのように収納されているかわかりますね。










      


5話「ラヴァーズ」の回で見せた腕だしガウォーク。
ハーディ少年を左手につかんで飛んでました。覚えている人いますか?









    


バルキリーが3段階ならオーガスは4段変形だっ!の「オーガスタンク」。
あまり活躍シーンの印象がないタンク形態ですが、当時のアリイのプラ
モデル「オーガスタンク」のできの素晴らしさに少年モデラーの誰もが
驚いたものです。人気内ない形態だからそんなに売れてなかったけど。










       


オーガスタンクの後姿は・・・見ない方がよかった?








オーガスというドリファンド

ロック  ところでさあ、話し変わるけど、桂木桂
のフィギュア、なんか小さくね? オーガス・オー
ガロイドの設定全高って、たしか8.7mだろ。腹部全
体がコクピットになってるオーラバトラーと似たよ
うなサイズだろ。あの股間という腰部のコクピット
じゃ、実際は狭すぎるのでは?



  それはおれも作ってる時思った。そもそも設定が破綻してるんじゃないかって。実
際に人物対比のオーガスの公式設定画稿とかあるんだけど、ギリギリ人間がコクピットに
収まれるって感じかな。実際はATより狭くって、ガーランド並の窮屈さだったりして。ま
あ、おれは4mから10m前後までの小型のロボメカが大好きなので、ムリクリでもロボの
全高を小さく設定しているのは肯定派だけど。



ロック  たしかに、人物対比としてロボが小さい方が、アニメでも臨場感とか演出しや
すいしな。ガンダムもF91から小型MSになったのは、人物との対比バランスがいいからそ
うしたと富野監督もいってたね。

全高12.68mのバルキリーよりもふた周りも小さくなったオーガスが4形態に変形するんだ
から、ロマンチックといえばそうだよな。しかし、4段変形って無理があったのか、タン
クは映像の記憶がないぞ。なんであの形態が要るんだよって。



  えーと、なんかちゃんとタンクに変形する理由というか意味があったはずだが、失
念してしまった。もともと桂が乗っていたプロンコIIを、あの世界で無敵の戦闘マシンに
改修したのがオーガスだろ。脚付き戦闘機のプロンコIIに、エマーンの慣性ドリフトハン
ドを合体させて、ジャンクパーツを投入してできたのが戦闘用ドリファンドのオーガス。
おかげで、この世界では大型の乗用デバイスに分類されるオーガスは、3基の慣性制御シ
ステムと2基の反重力浮遊装置、50万馬力という途方もない出力を発生する原子炉の同時
使用によってパワーがあり余ってるという。



ロック  そうそう、オーガスって50万馬力もあったんだよな! 当時のタカトク可変トイ
のパッケージに機体説明が書かれていてびびった。というか唖然とした。スーパーロボッ
ト並だな。敵のチラム軍が可哀想になってきた。というか、そんな怪物パワー要らんだろ
うに。



  そう、それだよ! オーガスはその余剰パワーによって自己崩壊を防ぐためにも、適
宜状況に応じたエネルギーロスの少ない形態をとる、とかそういう変形理由の設定だった
と思う。

タンクはあれじゃないかな。上空がたったの150mの高さで相剋界に行動範囲が制限され
ているから、クラフト機能みたいな動きをするタイプはかえって有用かも。意外とフライ
ヤーみたいな飛行形態が一番緒使い勝手がわるかったり?  (おわり)






          


面白ギミックについて。オーガスの変形において腕部は、
よくある伸縮で、後腕が前腕に収納されるタイプではなく、
ひじを極度に曲げることで後腕が前腕に埋没する仕組み。
この二段階展開する前腕のフタギミックは、その変形用。
したがって、本来このフタ部分は前腕内側へと折れていく。









          


胸部と背中のドラスティックな中折れ変形機構について。
頭部はこの姿勢のまま完全にヘルメットを閉じて、胸部の中へ降りて
半分埋まります。そして、背中がさらに90度起き上がって胸部と背中
の天面同士をドッキングして一体化。







        


ご尊顔はこんな感じ。カメラアイカバーとヘルメット
フードの赤の部分は当たり前のようにクリヤーパーツ製。










          


この足裏のディテールの素晴らしさったら。
1980年代半ばのプラモデルでこの高水準。








マモちゃん
・・・今回はムカシプラモの話題ばっかでオヤジ二人の会話に
ついていけなかった。マクプラだったらわかるのにニャ・・・



               投稿者: K                                    No コメント