IIIKのモデラー三昧なフロク

  これまでに完成させた作品です。
  このページは、1/100 メッサーラ(Zガンダム)の模型を紹介しています。







         テーマ: B=CLUB メッサーラ
         日時: 2015年12月5日

「落ちろ カトンボッ」
木星の引力から脱出できる推力と変形機能を融合させたMA
B-CLUB 1/100 メッサーラ ガレージキット




     


                 足が長いMS形態。









     









               


            バーニアモジュールのボリュームがすごい。







■コードネーム PMX-000

パプテマス様の記念すべき初設計の可変モビルアーマー「メッサーラ」です。
『Zガンダム』劇中では、難民を乗せたブライトキャプテンの民間連絡船「テンプテーシ
ョン」を、卑怯にも一撃離脱の戦法で攻撃し、あっという間に消え去ったのが印象深いで
す。


「ハァー ハァー あれに乗っている男のプレッシャーかっ!」(シャア)
シャアの百式が放つメガバズーカランチャーのビームは、謎のMAに当たらず、空しく漆黒
の宇宙へ飲み込まれていきます。


その次に登場した時は、MSへの変形で、リックディアスに乗るエマ・シーン中尉やガンダ
ムMk-2のカミーユを驚かせ、シロッコにありがちな愉悦感とともに「格の違い」をみせつ
けます。


こうしてシロッコが搭乗している間のメッサーラは無敗の強さをみせていたましたが、物
語後半になって彼を崇拝するサラ・ザビアロフやレコア・ロンドが操ってからのメッサー
ラは、カミーユのZガンダムに機体を損傷させられるばかりでした…。

結局、木星の引力から脱出できるほどの巨大なバーニア推力を与えられ、ピーキーな操縦
性になっている「メッサーラ」は、シロッコのような天才超人(強化人間?それともニュ
ータイプ?)にしか扱える代物ではなかった…ということでしょうか。

加速中にバーニアで急制動をかけ、強烈なGがパイロットを襲う最中、MSに変形するなん
て離れ業、普通の人間にはできないですよ。

コードネームの「PMX-000」は、さしづめパプテマス・シロッコ専用可変モビルアーマー
プロトタイプ…といったところでしょうか。








                 


             手持ちの武器はビームサーベルのみ。







■買うのに勇気がいる?ガレキ

可変モビルアーマー・メッサーラのガレキを作りました。
大きい1/100スケール、定価39,800円もするだけあって、これまで作ったガレージキット
の中で最高峰クラスのボリューム(汗)でした。表面処理と塗装が大変。


しかも、MM仕様でフル稼働、完全変形も可能なすごい内容なので、製作はかなり大変でし
た。やってもやっても終わらないという感じで。もちろん、全体としては90点以上のよく
できた秀作キットです。


このガレキ、バンダイ社のガレキ系事業部門であるB-CLUBの商品ですが、原型などはボ
ークスの造形村プロデュースなんですよね。

B-CLUB製だから、ガレキにありがちなパーティングラインが目立たない美しいパーツ成
形を期待していたのですが… 実際はそうではありませんでした。これまでに作ったボー
クス製のFSSモーターヘッドのガレキと品質、MM仕様の仕組みなどもまったく同じでし
た。


それにしても、フル可動のためのMM(メカニカルムービング機構)仕様というのは、塗装
後の組み立て・組み付けにかなりの時間を要します。MGのSガンダムくらい、素組みで組
めるくらい。

仕組み上、関節などの可動部分が弱い構造になってしまうので、細心の注意を払って、し
っかり・かっちり組み立ててやる必要があります。私はFSS系のモーターヘッドで何回か
MMを組んだことがあるので、悩みませんでしたが、初心者の方には少し難しく、ある程度
の製作レベルを要求されるキットだと思います。







       


             バストアップ。頭部の造形が匠です。






■このキットの見所について

製作半ばまで、「スタンダードに作っては面白くないので、細部やバーニアなどディテー
ルアップしてやろう」などと考えていたのですが、細かいところまできちんと造形されて
いて、手をつける隙があまりありませんでした。


バーニアなど、普通わたしの作例では市販の物に置き換えるケースが多いのですが、この
メッサーラのキットでは、そこもきちんと再現されていて必要なし。

あと、腕の脇から肘、また膝の裏に走っている動力パイプ。これもディテールアップの格
好のポイントのはずですが、キットには品質のいいメッシュパイプが付属していて、素直
にこれをきれいに塗装する方向性で進めました。


結局、市販品とコンバートしたのは、頭部のモノアイを、ウェーブさんのHアイズ(ピン
ク)に、そして右手のビームサーベルを、ジャンクパーツからMGガンダムのビームサーベ
ル(ピンク)に差し替えたくらいです。


さて、キットの見所は、やはり関節各部の可動を始め、やはりMA→MSへの完全変形がで
きることでしょう。変形には、一部のパーツの差し替えが必要ですが、かなり設計で考え
込まれた仕組みになっており、スムーズ&ステイブルに変形できるところが好感がもてま
す。


腕部のカギ爪などは、真鍮線を通して、爪のひとつひとつが細かく動きますし、MA時の格
納形態のピタッとした収まり具合は胸がすっとするレベルです。これは、足首の爪先や踵
についても同じ事がいえます。


強大で重い脚部を支える股関節は、なんと太いスプリングで、太股を胴体側へ引っ張る構
造で、固定&可動がスムーズに行なえるというシステムなのです。背部の大ボリュームの
ふたつのバーニアユニットも、たくましい可動アームでがっちり支えられていて、まった
くグラグラしません。


あと、肩部にはメッサーラご自慢の9連装ショルダーミサイルポッドがありますが、これも
カバーがポリで開閉可能です。

頭部は、ヘットカバー内部のメカが写真のようにMGみたく作り込まれていたので、ワイヤ
ー接続で着脱可能にしました。ところで、この頭部のデザイン。なんとなくレックス系
(恐竜)みたいに見えるのはわたしだけでしょうか?







            


             頭部カバーを外すと…






■塗装は発色を心がけ美しく

ガレージキットを活かすも殺すも塗装次第…
今回のメッサーラの機体色はパープル。発色が難しい色合いであるとともに、うまく塗装
すれば、美しい機体イメージを表現できるアンニュイなカラーであります。キットの取り
扱い説明書にある色指定は、アニメの設定と異なり、全体的にパープルというより、濃い
ブルーにふった内容になっていたので無視しました。


しかし、やはりパープル系で。アニメ劇中のメッサーラの絵をじっくり観て研究したり、
イメージ的にはダンバインの機体色なども参考にしました。パプテマス様の不良カラーと
しても、紫は外せませんよね。


今回の塗装は、以下のように調色したラッカー系塗料を使っています。
先述のように、発色次第で美しくも汚くもなるカラーリングなので、プラサフで下地塗装
の後、全体にホワイトを吹いてから、パープル、レッド、イエローなどを塗装していま
す。


スミイレについては、白やパープルベースのところはジャーマングレーで。シルバー(ア
イアンメタリック)のところは黒で。赤や黄色のところはハルレッド(ブラウン)で行な
っています。

デカールは、市販の「Xデカール」などでうるさくない程度に、「面」をひきしめる感じ
で。仕上げは艶消しクリヤーでトップコートしています。


ボディ基本色の紫(薄)………「パープル」をベースに「ホワイト」を約40%加えたもの
に、「コバルトブルー」と「蛍光ピンク」を様子をみながらそれぞれ5%ほど添加。ひたす
ら撹拌(かきまぜ)しました。


ボディ基本色の紫(濃)………上記の「ボディ基本色の紫(薄)」における「ホワイト」
配合の比率を15%程度にしたものです。同系色を使うことで、全体に落ち着きとまとまり
がでます。


明るいグレー………手首、関節、爪先などのカラーです。「ホワイト」と「ベトナムグレ
ー」(わずかにみどりがかった薄い灰色)と「エアクラフトグレー」(薄い灰色)をそれ
ぞれ等分に配合したものです。


アクセントポイントの黄………「黄橙色」をベースにホワイトを20%加え、「蛍光オレン
ジ」をほんのすこし添加しています。


MA機首の瞳………「スーパーイタリアンレッド」にホワイトを20%加えたものを塗装
し、瞳の中心部分は、ホワイトの配合比率を多くしたものでグラデーション塗装を行な
い、「発光の表情」をだしています。


スラスターなどの赤………「シャインレッド」をベースにホワイトを15%加え、アクセン
トカラーとして発色をよくするために、「蛍光ピンク」をほんのすこし添加しています。
動力パイプについては、ラッカー塗料では塗装後「関節の曲げ」に対応できないので、塗
膜が柔らかい水性塗料を使っています。


バーニア、内部メカなどのシルバー……GSIクレオスの「スーパーアイアン」です。ここは
下地に艶ありブラックを吹いてさらに高輝感をだしています。







         


プラスパイプでバーニア中心部の噴射口を演出。







        


全高30メートルもあるので、ガンダムと比べると大きい。







    


           まるで飛竜のようなフォルムのモビルアーマー形態。






■やっぱり変形メカ!

ご存じの方もおられると思いますが、わたし、変形メカ好きなのです。
今回のメッサーラみたく、胴体の胸部と背部が展開して、一枚になるメカは大好きです。
まあ、Zガンダムも含めて、みなバルキリーの真似なのでしょうけど…。


塗装完成後、どきどきしながらMSからMA形態へと変形させました。素組みのプラモな
ら、がしがし動かしたり変形させたりして遊べるのですが、苦心して製作・塗装した完成
品は気を遣いますね…


脆弱な構造だから慎重に…なんて思っていたのですが、意外とスムーズに、収まるところ
にはきれいに収まる造りで拍子抜けしたというか、好感がもてました。

メッサーラって、変形するとウェッジシェイプのきいたスマートなシルエットになって、
立体で観ると予想以上にカッコよく流麗です。


写真では、専用スタンドの長さの都合上、脚部をややタレ下げた位置で撮影しています
が、劇中の通り、巨大なバーニアユニットの下側へもっていき、よりコンパクトでまとま
ったシルエットにできます。(わたしはその方が好み)








      


MA形態のベストアングル?








         



もはやオーラファイターと呼べなくもない。



               投稿者: K                                    No コメント