IIIKのモデラー三昧なフロク


  これまでに完成させた模型たちです。
  このページは、ニチモ製ピタバン1/200「デストロイド・スパルタン」のキットをとりあげています。 









         テーマ: ピタバン・マクロス
         日時: 2014年12月26日


題: ピタバンのデストロイド・スパルタン出現!



         




怒涛のクリスマス(謎)もおわり、ロマンの2014年度製作キットもラストになりつつあります。

さて、今回のお題はニチモのピタバンシリーズ(1/200スケールが中心)から、その出来の

よさに定評がある「デストロイド・スパルタン」です。

初代2D&3Dロマンのサイトを立ち上げた時に作ったきりなので、実に10ン年ぶりに扱い

ます。当時、得意技の亜高速モデリングでほかのトマホークやディフェンダーと一緒にあっ

というまに作ったので、キットの内容は、「作りやすくて、シャープな造形だったな…たしか」

ぐらいしか覚えていません。。。(呆)

ピタバンマクロスキットは、何度か再販されていますが、今回のキットは初版のホンモノ

(サバイバー)です。デカールもちゃんと水転写タイプなのです。

表面カラーの組み立て説明書のほか、「ゼントラーディ語解読クイズ」などという1色刷り

のリーフレットまで入っていて、廉価なのに実に充実した内容です。

クイズに当たると、なんとゼントラ文字が打てる回転式スタンプがもらえたんですよね、コレ。



…それにしても、しばらく森永マクロスチョコの小さななおまけキットをここのところ4体も作っ

たせいで、1/200スケールのピタバンのパーツがやけに大きく見えてしまいます。ナンダコレ…

人間、なれって怖いですねぇ。(笑)




           




さっそく、ピタバン・スパルタンさんを仮組みしてみました。

やっぱり、とてもシャープな造形で、びっくりドンキー。パーツの合いも段差が最小

レベルでグッドです。おしなべて出来の良いピタバンキットの中でも上位のほうでは。

設定画稿の三面図から起したような朝礼的直立不動姿勢、小スケールキット

ならではの可動範囲の少なさが悔やまれますが、いたしかたないところですね。

あと、ピタバンキットのアイデンティティーである、ネジ穴とそれに関連する余計な

造形部分が…いやはやなんともかんとも。

キットに付属している吸盤や半球ブルークリヤーのドームの部品は要らない子の

代表格なのでした。(ほかに転用しにくくて…。)


…オホン。

ということで、今回製作上の改修ポイントは、つぎのように挙げておきます。


■各関節のボールジョイント化

胴、肩、肘、股、足首に、3mm径の引き出し式ボールジョイントを仕込みます。



■ネジ目モールド追加

ピタバンのキットは、小スケールながらマクロスメカの記号であるネジ目モールドが

造形されています。しかし、設定上のすべてのネジ目をパーツに反映していないの

です、なぜか。今回は背中、胸部、肩部、脚部へ、残り9点のネジ目モールドを

追加しま〜す。


■ピタバンのネジ穴埋めとその部分のディテール復元

ガッツリのネジ穴をエポパテで埋めて、本来の造形ディテールも復元します。

脚部はスネの溝モールドが犠牲になっているので、復元は面倒ですね。



■脚部のストライプとスパイクの復元

スパルタンの設定画稿がないと説明しづらいのですが、スパルタンのスネと足首は

装甲強度を増すプレスライン的なダブルストライプのディテールがあります。

そして、足の底(ソール)には、サッカーシューズのようなスパイクが意匠として描かれ

ています。。

ここらへんが、ピタバンキットでは曖昧な造形か、もしくは省略されているので、カッ

コよく再現したいところです、エヘン。



ほかにも、細々とした改修はありますが、それらは今後の製作レポートで説明。

本日は、乾燥硬化に一日かかるエポキシパテ盛り付けなどの仕込みだけしておい

て、実際の製作は明日からとりかかります。 (つづく)









         テーマ: ピタバン・マクロス
         日時: 2014年12月27日


題: いざ、改修工作スタート!




         




ピタバン・スパルタン、製作開始です! まずは、胸部(胴体)と腰部から。

変な撮影アングルでわかりにくいですが、左下斜め方向から見たところです。

胸部と腰部の可動接続に画像のような3mm径のボールジョイントを仕込みます。

受け側は、前日に盛りつけておいたエポキシパテで、3mm径の穴を彫ります。

いつもながら、ボールと受け穴、オスメス関係の嵌合(かんごう)調整は超シビアに。


胸部の先の真下に、設定画ではドラム缶のようなディテール(照準器センサーか

なぁ…)があるのですが、キットではランナーにしか見えないさびしい造形なので、

それっぽく作り起こしています。本体との接続は真鍮線の軸打ちです。


あと、胸部の側面と肩の側面頂点あたりに、ネジ目モールドを追加しています。




         




つづいて、胸部パーツの背中側です。

頭頂部につく対空2連レーザー機銃(マウラーRQV-10)は、砲口が開口していなか

ったので、ピンバイスでぎりぎりまで開口しました。

砲身と砲身の間に設定されていると思料される照準センサーも組み付けました。

(グレーの小さいパーツです。)

モビルスーツの百式にポールアンテナがないとカッコ悪く見えるように、スパルタンもビ

ジュアルデザイ上ツノ系のこの武器装備がないと、カッコよく見えないんですよね。。。


追加したネジ目モールドの下の黄色い丸は、ピタバンのネジ穴をエポパテで埋めた

跡です。


その下の四角い穴は、4連バーニアの疑似造形があったのですが、あまりにお粗末

なディテールだったので削り落しました。

その下に用意した作り起こしの4連バーニアパーツを塗装後に取り付けます。


そのパーツの両脇にあるグレーの円ディテールパーツは、本体背中の六角形ディテー

ルの奥に仕込むために用意したものです。




         




さあ、つぎは腕部の工作です。

腕部は、肩から指先までモナカ合わせ構造の一体構造です。

肘の位置で前腕と後腕を分離し、やや肘を曲げた状態に造形し直して、

ボールジョイントを仕込みます。もちろん肩口にもボールジョイントを。

こうすることで、元のキットの状態から、かなりポーズに表情がでるはずです。


肩の半球部にはネジ目モールドを追加しています。(前側のみの設定)


スパルタンの独特な形状の手(ハンド)は、キットの状態では、4本の指がわか

れたように見えない(指同士の間の溝がない)造形だったので、指関節などの

スジポリをチマチマと彫り起しました。

ここはこのキットの改修で、一番神経使うところかも。

…後のタツノコアニメのゴールドライタンの必殺ゴールドクラッシュ、そしてゴッド

ガンダムの爆熱ゴッドフィンガーのデザインモチーフといわれてる部分だけに (誰

もいってないYO!) こういう情報量が集中したハンド部分こそ、ていねいに作り

たいですね♪

ピタバンの繊細なスジボリは、モデリングソーとケガキ針で彫り直しています。




         




脚部です。

ここも股関節と足首にボールジョイントを仕込みました。

画像は右足なのですが、スネの内側にはパーツ固定用のネジ穴があるので

エポキシパテで埋めて、画像のようにスリットの造形を復元してあげなければ

なりません。


これまた、わかりにくいですか、ヒールタイプの足首のパーツは、ちょうどスネパー

ツの装甲で隠れてしまうあたりを、全体的に横幅を狭める方向で削り込んで

います。

こうしないと、もとのスネパーツと足首パーツの横隙間のクリアランスがほぼゼロ

のため、足首関節をボールジョイント式にしたところで、まったく関節可動の横

方向の自由度がとれないためです。この工作はけっこうむずかしいです。




         
         




可動関節改修後の脚部を仮組みした状態です。

少しですが、足首が横方向に傾くようにできました。

股関節のボールジョイント化によって、開脚ができるようなる都合上、足首の

ソールが地面にピタッと接地するような工作も併せて行なっておかないと、かっ

こよく、かつ自然なポージングはのぞめません。


スネとつま先の前面と後面には、設定にしたがってダブルストライプのディテール

を細切りした薄いプラ板で再現しています。貼り付け固定した後、さらに表面

をサンドペーパーで薄く削り込んでいます。

脚部のネジ目モールドの追加は、スネの後ろ側のみです。(設定準拠)




         




ソール部分には、スパイクの造形を追加しています。

こんな、ロボット足裏のデザインは当時は斬新で、すぐロボデザインの流行り

となり、ザ・ブングル後半主役メカーのウォーカーギャリアのソールデザインでも

採用されていました。(ウソ♪)

それにしても、このスパルタンさん、このスパイクといい、カラーリングといい、

なぜかわたしには、Jリーガーサッカー選手がロボット兵器になったように見え

てしかたありません。(笑)  こんな印象、わたしだけかなぁ…




       




さてと、ここまで改修した内容で、ふたたび仮組みしてみました。

うーん、ポージングが自然になったというか、設定画稿イメージに近づいたというか。

やはりピタバンのスパルタンさん、改修したらとてもカッコE〜かも。

きっと、元のデザイン自体が秀逸なのでしょうね。。。 なんとゆー末端肥大的デザ

インにして絶妙な四肢バランス! ブラウン管でもっと活躍してほしかったですね。

脚部のプレスライン・ダブルストライプも、この意匠性に必要不可欠な要素です。

重装甲にしてデストロイド随一の高速機動性を誇る、近接格闘攻撃型のスパル

タンらしさがじつによく伝わってくるムードが如実に感じられます。

(あぁ、胸部先端下のセンサー、付け忘れましたよ。呆)



改修工作で肩が若干開くようになったのと、腕部肘関節の追加がきいていますね♪

脚部のハの字開きもいい感じです。足首の接地性は、本組みしたら機能すると思い

ます。腰部の後ろは、ピタバンセットのステー造形があったところで、それを切りおとし

て、パテで造形し直した跡です。

改修工作についてのレポートはここまでとなります。明日からは塗装に入ります。



               投稿者: K                                     No コメント









         テーマ: ピタバン・マクロス
         日時: 2014年12月27日


題: マスキング塗装作業はスポーツだ。




         




いきなりですが、下地塗装をしました。

サンドペーパー掛けで整面処理までを済ませたすべてのパーツに、プライマーサフ

ェーサーを吹き付け、各パーツの細かなキズ、段差、改修工作によるひずみなど

を精査・修正しつつ、ふたたびサンドペーパーで表面処理しているところです。

毎度のことながら、延々とこの下地塗装と表面処理の作業がつづきます。

あせらず、2〜3日つぶすつもりで、ていねいに根気よくやるしかない地味〜な作

業です。わたしはダイヤモンド(宝石)を磨くつもりでやっていますけど。なーんて。


さて、このサフを吹いてパーツの表面状態が視認しやすくなった状態の機会に、

スパルタンクのコクピットのウインドシールドの窓枠にスジポリを正確かつていねい

に彫っておきます。この画像でも、スジポリの跡が見えるはずです。

これで、後でウインドウ塗装の塗り分けが楽になり、仕上がり品質も上がります♪




         




モデリングは最高のスポーツだ! どんどんいきますよ〜。

下地塗装と表面処理を終えたすべてのパーツに、こんどはブラックをベタ塗装しました。

つぎの白色でグラデーション立ち上げ塗装をするための中塗り塗装です。

うーん、ブラック・スパルタン 真っ黒クロスケ〜♪(ry




         




プラサフと黒ベタ塗装までは、通常の0.3mm口径のエアブラシ(画像奥側)を使って

いましたが、つぎのグラデ白立ち上げ塗装からは、ピタバンパーツは小さいので、手

前の0.2mm口径のエアブラシを使用します。

ごくせまい塗装範囲のエアブラシ塗装やレタリングレベルには、この0.2口径エアブラ

シが最適です。ニードル前で目詰まりしやすいので、サフやメタリック塗装には使えま

せんけどね。(最近コイツの出番多いな・・・)




         




黒ベタ塗装したすべてのパーツについて、ホワイトでエアブラシによるグラデーション

塗装。模型業界で、所謂マックス塗りとか、白立ち上げ塗装といわれるものです。

陰影感がでるように、各パーツのエッジなどにに黒(影色)が残るようにエアブラシ運

びをします。

この上から、デストロイド・スパルタンのベースカラーリングであるダークデイトナグリーン

をエアブラシで均一にコートすると、そのまま白立ち上げの陰影感が反映された濃淡

のあるグリーンが表現されるしくみです。デイトナグリーンは隠ぺい性(下地の色をお

おいかくす性質)が、鮮やかな黄色や赤色同様あまり良くないので、その性質を利

用した塗装技法ということになります。


また、白立ち上げを行なっておくもうひとつの意味は、次に塗る色の発色をよくする

ためですね。


なお、手首、胸部のミサイルハッチは、この白立ち上げでカラーリング完成のため、

ほかの部分と比べて、フィニッシュとして白の濃度を高めにてムラなく塗装しています。




         




ここからはマスキング塗装です。わたしにとっては、マスキング塗装はスポーツですね。

精密無比なマスキングテープ片の貼り作業とエアブラシ塗装の繰り返しを、限られ

た時間の中で、いかに品質を保ち、効率よく、スピーディにえんえんとつづけるかが、

テーマです。(このキットはめちゃ小規模ですが…)

この画像は、白立ち上げしたパーツについてつぎのスパルタングリーンをコートするま

えに、グリーン塗装してはいけないところを養生しています。手首とか、ガンハッチにミ

サイルルハッチなど。

黒いのは、レーザー機銃のパーツです。先にガンメタリックを塗装しました。砲身をマ

スキングしている状態です。




         




スパルタングリーンの塗装画像は飛ばして(撮影するの、失念してしまった人 笑)、

ほぼラストのレッドのマスキング塗装シーンです。ガンハッチ全体とミサイルハッチ

の台形マーク、それに背中の円ディテール。

グレーのパーツは、腰部と太ももを連結する股関節のパーツです。黒ベタ塗装

からのグレー立ち上げ仕上げです。


さあ、この後の作業工程は、スミイレして、デカール貼って、半ツヤクリヤーでトッ

プコートして完了です。製作レポートは、ここで終わります。

次回の更新は、完成写真で。。。 (つづく)




               投稿者: K                                     No コメント









         テーマ: ピタバン・マクロス
         日時: 2014年12月28日


題: ピタバン・スパルタン、完成しました。




ピタルタン(笑)、完成しました。ちょっと時間をかけすぎてしまいました。

カラーリングベースのグリーンは、アニメの明るいほうのグリーンカラーのイメージを

表現した仕様です。デイトナグリーンだけだと軽佻浮薄でおもちゃっぽいカラーリン

グになってしまうので、ダークグリーンを加えてぎりぎり鮮やかなグリーンの範囲に見

えるレベルで仕上げました。この絶妙な色合いは気にいっています。

色のニュアンスとしては、アマガエルとゼントラーディメカの中間ぐらいといいますか。


それにしても、ピタバン・スパルタン。抜群にいいキットです。これが当時、200円く

らいで購入できたとわ。。。ディフェンダーもトマホークも同じく、抜群にできがいい

のだけど、肝心のバトロイド・バルキリーがもっさりしてしまっているので、当時からの

巷間での評価は高くなっていない気がするのが今でも非常に惜しまれるところです。


最近の、出来がよすぎて、インスタンテッィクに作れてしまうガンプラより、基本工作

や塗装のテクを醸成するには、もってこいのキャラクターキットではないでしょうか。

…とか書いておきながら、ウェーブさんの新作ディフェンダー、トマホークのキットが

気になってしかたがない管理人Kでした。




         




なんだか大きなカエルさんみたいですね。カバかも。(カバは最強動物のひとつ。)

でもこう見えて、徒手空拳炸裂のロボット兵器なのです。 アチョー♪






        




すぐアオリ写真を撮りたがるわたくし。

理由は巨大感がでるからですが、うーん…同スケールのフィギュアを

足元におきたいところ。

スパイクと地面のすきまがいい雰囲気出しています。






        




設定画のポーズはたいてい左ナナメ前からですね。。。

デカールは幸い使えました。マークセッターとソフターの併用でなんとか貼り押さえて。

トップコートでのシルバリング抑制は最低限にしています。こわいので。






        




今回のベストショットです。 (って、またアオリ…)





        





スパルタンのカラーリングって語るまでもなく、グリーンにレッドの掛け合わせで、

ドキマリの補色効果バリバリなんですよね。白もくわわってイタリアでウケそうな色。







    




先月作った森永マクロスチョコおまけキット完成品たちとパチリ。 

(まだ納品していないのだ。滝汗)

ピタバンの方が、ふたまわりは大きいスケールですね。






    








    










    





勘違いされないよう、もう一度書いておきますが、スパルタンだけ、別シリーズの

キットなので、スケール違いですので。

設定上は、ディフェンダー、トマホークと同じレベルの全高です。







    





おしまい!


               投稿者: K                                     No コメント