IIIKのモデラー三昧なフロク


  このページは、80年代のロボアニメ『機甲界ガリアン』の模型などを紹介しています。







         テーマ: 機甲界ガリアン
         日時: 2016年2月7日

「ガリアンはもっと強くなるんだよ」(ヒルムカ
  タカラ 1/100 SAK 機甲兵ガリアン 重装改



   





『雄星伝 アンティボーグ』はテレビ版で…

『機甲界 ガリアン』がずっと好きです。
巷ではOVA『鉄の紋章』のリアルタイプの機甲兵デザインのほうが人気なようで、2000年以降
でもワンコインフィギュアが発売されたりしていますが、わたしはやはりいろんな意味でテレ
ビ版派ですね。


           

人間ドラマとしても『機甲界ガリアン』は、アズベスが爆炎の中で命を落とした後、剣が残さ
れる演出(前作の『ボトムズ』でいえば、カンジェルマン殿下が亡くなるシーンと同じくらい
に感動)、ジョジョという子供と愛しい母の邂逅など、涙なくしてみれないシーンが多々あり
ます。メカ的には、ガリアンが歩く時の「ガキョーン… ガキョーン」という効果音がたまり
ません。


さて、テレビ版の方の機甲兵のプラキット化はほぼ放映当時だけで、タカラの1/100シリー
ズ、クラウンの1/130スケール(こちらもできがよろしい)、それに食玩カバヤのガリアンガ
ムといったところ。

どれもコレクションキットのサイズなので、わたしの中では「これっ!」といった決定版ガリ
アンのナイスなキットはないのです。(ガレージキットなら、近年ウェーブさんがすばらしい
製品を発売してくれましたが、もう高額すぎて買えないという。orz


で、やはりタカラさんの旧キットに原点回帰。
なかなかにいいキットなのですが、いかんせん組みにくい構造ですこし壊れやすくもある。初
心者のモデラーさんだと、まともに作ることもむずかしいかもしれません。

わたしは何回も作っているのですが、いまでに出来がいいキットなのか、ダメダメキットなの
か判断のつかないキットなのでした。

えっ、『雄星伝 アンティボーグ』ですか? ガリアンの初期タイトルです。







   


         強化改修タイプのアザルトガリアン。別名、重装改。










      


             パイルバンカーも健在です 。






■タカラSAKガリアン製作について

基本的に旧キットらしさを残しつつ、自然なポージングのための可動範囲の確保、後ハメ加
工、ディテールアップ…といった改造が中心です。

プロポーションはいじりだすと(全身)キリがないので、どうしても…というところだけ改善
しました。ガリアンは変型メカでもあるため、けっこう複雑なギミックがキットに反映されて
いるので、おいそれといじれないということもあります。


股関節はボールジョイント式に変更しています。これで、脚のハの字ポーズが可能に。これと
同じく、足首もBJ式に…がよいのですが、「ビッグファルコン」のガウォーク形態に変型する
際に必要な、足首の可動上下角が、キットの一軸関節の単純な回転構造しか適さず、なくなく
あきらめています。

後ハメ工作は、胴体と腰を除いてほぼ全身の関節に工作が必要となります。

ディテールアップは、ガリアン本体は、手首を市販パーツのものを、昔風にスパロボタイプの
レトロチックな形状に整形したぐらいです。あと、全身のモールドならびに装甲ラインの継ぎ
目や谷線を徹底的にケガいて、アニメのトレースラインのような美しいスミイレができるよう
にしました。なんだかんだいって、これが一番神経と労力を使う改造です。

脚部の脛のパーツや前腕の白塗装の部分などみていただくと、成果が見てとれるかもしれませ
ん。


武器類の、背中の飛装砲、ハッタリのきいたデザインの巨大な二連重装砲を始め、ふとももパ
ーツに収納されたバーニア(制重力ジェットノズル)、背中の排気ユニットなどには、各々精
密感を高めるために真鍮パイプやブラスパイプなどを内側に取りつけています。


同様に、本体腕部の肩から二の腕へと連絡している動力パイプ(静粒子伝導チューブ)や、二
連重装砲のエネルギー伝達パイプは、市販のパイプスプリングに置き換えています。写真で
は、撮影時に取り付けるのを忘れていますが、実際にガリアンが二連重装砲を撃つ時は、砲本
体の下部とガリアンの右脛とが、エネルギーチューブで接続されています。作例でもそのよう
にしてあります。


さて、プロポーションの改善につきましては、以前作っていた時から気になっていた部分を。
それは、膝の二重関節ユニット(紺色のところ)です。これがどうみても長く、脚部おいては
全体を華奢にみせています。ここをカットして、上下で2.5mm短くしました。これで、ガリア
ン本来の重厚感が多少なりとも改善されたかと思います。


塗装は、基本色の赤(シャインレッド)について、一段明るい色ですべての面の中心をグラデ
ーション塗装しています。陰影感というよりは、惑星アーストの荒野と太陽で色褪せた雰囲気
で。

また、『ダグラム』から連綿と続く、高橋監督作品系のリアルロボメカ路線ということで、当
時モデリング風のハゲチョロ系ウェザリングも少々。





        


      後ろ姿も好きです。頭はキョーダインのスカイゼルみたい。







        


           ボトムズ譲りのローラーダッシュ! ができる。







      


          ビッグファルコンは前半、武器がなかった  。








              
















  - Panzer World Galient -
             パンツァー・ワールド レポート




           





■惑星アースト史と静粒子物理学

ではここから、『機甲界ガリアン』のアニメ作品世界について。
『ダグラム』にCPUを鈍化させるXネビュラやリニア物理学が、『ボトムズ』にマッスルシリ
ンダーとポリマーリンゲル液のわくわく設定があったように、『ガリアン』にも機甲兵のメカ
ニズムの設定が存在します。

あまり知られていませんが。好きなのです、こういう設定関係。これを読んで、ひとりでも多
くの方がガリアンに興味をもって下されば幸いです。


主人公ジョジョたちのいる時代は、惑星アーストの第2紀文明といわれています。その前は、約
2万年間もの永い空白期間があって、第1紀文明が栄えていたとされています。

第1紀文明は、非常に高度な科学力を有した時代にいたり、「制重力理論」を発見します。これ
は、「静粒子」をコントロールすることによって重力制御が可能になる技術でした。この重力
制御法の応用により、人々は様々な分野の科学技術を飛躍的に発展させることに成功しまし
た。


その一方で、この理論は、人々の暮らしを豊に…平和利用するだけではなく、兵器開発にも応
用されるようになっていきます。結果的に世界の環境を激変させ、全アーストを巻き込む世界
大戦への引き金にもなってしまいます。

「制重力理論」を応用した兵器である、「起重力弾」(核爆弾のようなもの)、「無重力弾」
は、大地を割き、大気を汚染し、旧アーストの世界に「勝者のいない戦」をもたらすことにな
ります。


こうした地獄のような世界大戦の後に生き残った人々は、大別して、文明の再起のため独立し
た都市国家建設にいそしむ健常な人々のグループと、戦争の名残のまま力の支配を信じて勢力
圏の拡大を望むグループ、のふたつに別れていきました。


後者は、大地を荒廃される爆弾は利用せず、重力制御技術を応用して、「機甲兵」と呼ばれる
巨体ロボット兵器の開発に乗りだします。

その「機甲兵」の装甲ボディは有機系性質をもつ「無重力合金バイオニウム」で覆われ、動力
源は「静粒子発生器」、駆動系は「重力位相モーター」で構成され、当時の科学力の粋を集め
たものでした。


そうして、「機甲兵」によって、多くの建設中の都市国家が侵略され、そこで文明を取り戻そ
うとしていた良識のある人々は、「終わりのない争い」に終止符をうつべく、「跳空間転移装
基」を開発・建造し、惑星アースト(イラスタント小銀河系)を去っていきます。そうして、
クレセント銀河中心部に移り住んだ人々の子孫が、現在の中央惑星オムガや、惑星ランプレー
トに住む人類となったという訳です。


ランプレート星の人類は、超過去の戦争に反省からか、何代も前から、危険な反乱分子となら
ぬようマインドコントロールを施された感情に乏しい人種となっています。本編の物語に登場
した、ランプレート人であるマーダル、ヒルムカ、ウーズベン達は、ランプレート人でありな
がら生まれた時から感情が豊かであり、いわば「先祖還り」と呼ばれる特異な人種と位置づけ
らています。


こうした「先祖還り」の人々に対するランプレート政府の処遇としては、ヒルムカやウーズベ
ンのような他の星系の惑星調査官に任命することが多いようです。実は、マーダルもかつては
この任についており、この業務中に惑星アーストが、人類の故郷たる星であり、2万年前の遺産
(機甲兵や跳空間転移基)の存在を知るにいたったという経緯になります。

そしてまた、同様に惑星調査官であるヒルムカが、白い谷のガリアンを発見できたのも道理な
のでしょう。







■機甲兵が蹂躙した時代

アースト古代史と機甲兵開発の変遷は密接な関係をもっています。惑星アーストで、大規模破
壊を目的とした制重力爆弾による地獄のような世界大戦が終焉した頃・・・



        

支配政権を望む勢力拡大グループが産みだした最初の機甲兵は、4脚歩行の「人馬兵 プロマキ
ス」でした。この「プロマキス」開発段階の技術では、静粒子発生器の始動には、内燃機関
(いわゆるエンジン)による起動エネルギーが必要であり、そのため「プロマキス」は脛後方
からバックファイヤーをはきだすようです。アニメで、よく演出に使われていましたね。



            

つぎに「水機兵アゾルバ」が開発されました。機体を外部から遮断する水中行動をとるため、
新たな「静粒子バッテリー」の開発が行なわれ、並行して、潜水深度を調節するための静粒子
放射器(機体のバランス制御の役目)と、推進のための制重力ジェットの技術が新たに用いら
れました。



こうした悪魔の兵器、機甲兵による「鉄の軍団」の侵略行為に対して、独立都市国家のグルー
プの方でも、もともとの高い科学力を用いて、防御のための兵器を開発します。それが「瞬光
弾」(マグネシウムアロー)と呼ばれるもので、弾体を重力コーティングして、重力加速器で
射出する仕組みの兵器です。


その弾体が標的に命中すると、周囲の物質を巻き込みながら崩壊し、その反応熱で誘爆現象を
起こすという原理になっているようです。この弾体が射出時、スペクトル分解のように発光す
る位相光から、その名前がつけられたものかもしれません。(この位相光は制重力ジェットの
噴射にみられるものと同じ)

こうして独立都市郡は、一時的に、機甲兵を追い払うことに成功します。
独立都市郡の「瞬光弾」に手を焼いた勢力拡大グループは、一方で、その兵器としての有効
性、射程距離、破壊力着目し、「瞬光弾」を装備した新たな機甲兵「重射兵モノコット」を設
計・開発します。





        

このように、当時の機甲兵の開発テクノロジーと勢いは、衰えを知りませんでした。そしてい
よいよ空を飛ぶ機甲兵が誕生します。

「飛甲兵ウインガル」は、「水機兵アゾルバ」で技術の検証と進展が可能となった「静粒子放
射器」と「制重力ジェット」の性能向上版が導入され、またこの頃には機甲兵の駆動系の位相
モーターなども高性能化しており、この「ウインガル」開発の段階で、機甲兵は一応の理想形
をみたと考えらます。


この頃になると、惑星アーストの各地は、機甲兵の侵略で荒れ狂う環境となり、人々は誰れか
れとなく自らの住む世界を
「機甲界 − パンツァーワールド」と呼ぶようになったそうです。









■ カスタムメイドの機甲兵の誕生

「鉄の軍団」の猛攻の中、独立都市国家郡では、「跳空間転移基」によるアースト脱出計画が
着々とすすめられていました。一方で、超巨大なデバイスでもある「跳空間転移基」の建造中
に「鉄の軍団」に襲撃されぬよう、対抗策(兵器)の強化も並行して検討されることになりま
した。


圧倒的な機甲兵の数量を誇る「鉄の軍団」に対して、あまりにも無勢の独立都市群では、数の
上で対抗しようとはせず、(また過去の世界大戦の反省から大規模破壊兵器はタブーとし
て)、跳空間転移基」の建造を守ることを主眼においた、一騎当千の超高性能な機甲兵「ガリ
アン」を開発することになっていきます。



            

「ガリアン」は、「飛装改」と「自走改」に分離・合体する機能を有することからも、ジェネ
レータの役目をはたす「静粒子発生器」を2基装備しており、一般の機甲兵とは段違いの出力を
得ています。これによって、「大型静粒子ビーム砲」や「飛装砲」のエネルギーも充分にまか
なえることになります。

また、その装甲には、特別な「超硬質無重力合金ガリオネット」が採用され、無類の頑強さを
誇る要因となっています。


その特徴的な武装のひとつである折り畳み式の剣「ガリアンブレード」は、バイオニウム系合
金製で、静粒子で重力コーティングすることによって位相光を放ちながら硬化し、本来の剣の
形状に形成されるものです。

ワンオフモデル機甲兵の「ガリアン」がこうした超高性能機でありえたのは、もともと独立都
市国家の人々の科学技術が高度であったことに他なりません。



            

一方で、支配政権を目論む勢力拡大グループ側の「鉄の軍団」でもカスタムメイドの機甲兵の
研究は進められており、とくに戦場の状況(情報)処理収拾能力に優れた作戦指揮を目的とす
る機甲兵が望まれました。

こうして開発された「機甲猟兵スカーツ」は、頭部に搭乗するメインパイロットとは別に、胸
部に副操縦者が乗り込み、空からの作戦指揮、偵察、戦闘支援が行える鉄鳶機(通常はスカー
ツの背中にマウントされている)を担当する服座式の機体となっています。



             

「鉄の軍団」におけるもうひとつのカスタムメイド機甲兵には、「機甲猟兵ザウエル」があり
ます。

これは、独立都市グループの「ガリアン」の活躍に手を焼いた同軍団が、「ガリアン」と対等
に渡り合える白兵戦闘能力を想定して開発した、もうひとつの最強の機甲兵です。このため、
対ガリオネット装甲用の武装として、強力な回転剣と大型の盾が装備されます。

しかし、実際には「ガリアン」と「ザウエル」の一騎打ちは実現されることなく、先に「跳空
間転移基」の建造が完了し、ほとんどの人々は惑星アーストから転移することになります。


ガリアンとザウエルの雌雄を決する対決は、この2万年後ジョジョたちの時代を待たなくてはな
りません。














■ 各機甲兵のプラモデルとスペックなど

すべてではないのですが、『機甲界ガリアン』に登場する機甲兵を紹介します。
掲載している画像の完成品は、いずれもタカラのSAK(スケールアニメキット)1/100スケールの
ものです。いずれも20年くらい前に2〜3晩でサクッと作っていったものなので、できのほどは
お目汚しということでご容赦を。






         


機甲兵ガリアン
全    高:12.48m
本体 重量 :26.26t
最大滑走斜度:20.6°(ローラーダッシュ)
滑走時最高速:107km/h

「伝説の鉄巨人」です。ガリアンのアニメに登場する機甲兵で、主役のガリアンだけが大河原
邦男氏によるデザインで、他の機甲兵は出渕裕氏の手によるもの。やはり、ガリアンは独特の
かっこよさのディテールを備えています。

とんがった頭部、腕の翼になっている部分、重量感とか。飛行形態「ビッグファルコン」にも
変形します。アニメ後半から、重装改「アザルトガリアン」に強化されましたが、ガリアンだ
け強力な大砲をバシバシ撃つようになり、お茶の間の子供たちに「ずるいぞジョジョ。卑怯だ
ぞガリアン」と非難の声をあびたりもしました。







      


指揮用飛行兵ウインガル・ジー
全    高:11.96m
本体 重量 :18.90t
翼    幅:14.17m
最 高 速 :1,320km/h(飛行時)

魔王マーダルの親衛隊長、ハイ・シャルタットが駆るワンオフ銀ピカの飛行兵「ウインガル・
ジー」です。 タカラのSAKガリアンシリーズで、このウインガル・ジーの銀メッキ仕様が定価
1,200円で発売されており、現在は多少のプレミアがついています。わたしも持っています
が、なにやらもったいなくてニッパを入れられないです。プラモは「作ってなんぼ」なのです
が。

じつはこの作例、「指揮用飛行兵ウインガル・ジー」のキットを銀色仕様に塗り仕上げたもの
です。この時代のメッキプラモはパーツの合わせ目が露出し組み立てても興ざめですし。






 






              


    「ジョジョか、かわいい名前だな。だが、容赦はせんっ!」 (ハイ








         


機甲猟兵ザウエル
全    高:11.60m
本体 重量 :21.09t
最大滑走斜度:20.2°(ローラーダッシュ)
滑走時最高速:105km/h

マーダル軍のローダン将軍麾下(きか)、猛将ランベルが操縦する「機甲猟兵ザウエル」。と
ってもいかついデザインで主役のガリアンより格好いいかもしれない。性能も唯一ガリアンに
匹敵するもので、一度はガリアンをメッタギタにやっつけた。劇中ではローラーダッシュとド
リルブレードが格好よかったですね。


ボディにはあちこちトゲトゲがでていて、キットのトゲも現在なら一発でPL法にひっかかりそ
うなくらいとんがっている素晴らしいプラモ。作っているとわかるのですが、こいつの頭には
耳ツノがあり猫顔で、ヒョウなどの猫類をモチーフにしたデザインのような気がします。

鮮やかな青色だし、わたしは心の中で「「強化型ドラえもん」などと愛着をこめて呼んでいま
す。キット自体よくできており、機会があれば、もう一度ちゃんと作ってみたいですね。作例
は無改造です。





                 





                


    「ガリアン… 傷ついたままか。だが、覚悟あってのこと」 (ランベル








         


機甲猟兵スカーツ
全    高:12.60m
本体 重量 :30.92t
乗    員:2名

手持ちの機甲兵部隊を率いてマーダル軍を脱走した、ドン・スラーゼン卿が操る二人乗りの
「機甲猟兵スカーツ」。両脚にスカートらしき装甲がついているので、複数形でスカーツとい
うのかどうかはさだかではありません。

背中の羽部分が分離して鳥型偵察飛行メカ「鉄鳶機」になるのがキットでも再現されています
が、スリ傷がつくのであまりできません。

昔評価が高かったタカラSAKシリーズ定番ともいえる欠点である握り拳の造型の悪さについて
は、こいつの場合さらに「でかい」というのがあります。しかしそれは他の機甲兵キットと比
べての話で、違和感はくになく独自装備のランサーとも似合っています。

劇中、ローラーダッシュ機構はついていないはずなのに最終回でダッシュしていたのをわたし
は見逃しませんでした。



       








         


水機兵アゾルバ
全    高:12.41m
本体 重量 :25.76t
最大潜水深度:200m
巡航 速度 :47.9km/h(水中)

水中での活動を目的に開発されたと思われる「水機兵アゾルバ」。それ故にアニメではあまり
に活躍の場がなかったですね。指揮官用の「アゾルバ・ジー」はボディが青色です。鱗状のモ
ールドがそこかしこにあって、なんとなく半漁人のようなデザインで悪くないと思います。


このキット、胴体が前から見て、なんとタテ二つに分割されたパーツ構成で、大昔の幼少の頃
母に買ってもらって作った、「ゴモラ」か「ガメラ」のゼンマイで走る簡単プラモを思い出し
てしまいます。ウロコのモールドをちちまちとエアブラシて塗装するのは楽しかったです。


付属の水中銃が長くて折れやすく、また異様に穂先が鋭いので注意が必要です。機甲兵には珍
しい、ザクと同じ様な動力パイプが胴体についていますが、これのバリ取りが結構面倒でし
た。  



          










      


人馬兵プロマキス
全    高:11.60m
本体 重量 :49.88t
最大登坂能力:47.3°m
最 高 速 :166km/h

劇中ではヤラレメカ街道まっしぐらだった量産型の「人馬兵プロマキス」ですが、デザインは
秀逸の一言につきます。

アニメロボットプラモ趣味歴が長いわたしでも、もしかしたら四本足のロボットのキットを作
ったのはこれが初めてかも。こういった形態のロボットは、ヤットデタマンに毎回でてくる
「大馬神」など、数少ないこともあります。

作る前から予想がついていましたが、やはりプロマキスはフォルムは限りなく美しいもの。こ
いつに長槍を持たせたシーンはかなりファンタジー溢れる演出が可能。真円状の楯も、鎧系よ
ろしくカッコいいです。そういえば、この楯、劇中ガリアンにベコンベコンにされていまし
た。(ガリアンの装甲は特別製らしいです)

というわけで、ガリアンの世界を最も象徴しているのはプロマキスなのでしょう。
キット製作にあたっては、つぎに紹介している「プロマキス・ジー」と一緒に作ったものです
から、ただでさえややこしい構造の馬足の脚部の製作が8本になり、ちょっと嫌気がさしたので
ありました。  






       







         


指揮用人馬兵プロマキス・ジー
全    高:11.64m
本体 重量 :49.96t
最大登坂能力:51.8°m
最 高 速 :172km/h

「指揮用人馬兵プロマキス・ジー」です。胸部のボディカラーが紺色になり、頭部はモヒカン
ヘルメットになっています。劇中の設定でも、一般兵用のプロマキスより若干性能がよいよう
です。しかし、個人的には普通のプロマキスのデザインの方が断然好きです。あのエメラルド
グリーンとニュートラルグレーの組み合わせがとてもお洒落だからです。

プロマキスが美しく見えるアングルは、左側の写真、斜め後方上から見たところだと思いま
す。馬自体が筋肉部を象徴するかのような美しいスタイルをした生き物ですが、その要素が色
濃く残ったシルエットをもつプロマキスならではの雰囲気です。付属の長槍を持たせたところ
も実にサマになりますね。


キットのできは大変良いとはいえませんが、充分及第点。四肢も胴体も不思議なデザインなの
で、製作期間中飽きることなく、作り終えることができます。すこし残念なのは、完成後、意
外と各関節の可動範囲が狭いこと。劇中お約束の後ろ二本の足で立ち上がる「ヒヒーン」ポー
ズはできるのですが、腹筋ができないので、チョット変です。少し改造してやればグッとよく
なるでしょう。




    





               投稿者: K                                    No コメント